洋裁の本て本当に難しい
料理なら、書いてある通りにやったらたいていうまくいくのに
洋裁は、失敗どころか書いてあることがまず理解できない・・・
どう読んだらいいのだろうか・・・
でもそもそも無理なんだろうか・・・
何故?
と思っていませんか
それはあなたのせいではありません
初心者だからとか不器用だからとか(頭悪いから・・・( ノД`)シクシク…)
こんな理由でもありません
それは、そもそも初心者に向けて書いてないからです
だって初心者向けって書いてあるやん
そうなんですけど、初心者っていう定義自体があいまいですよね
ホントのホントに最初から、全部細かく書いていくと
注意事項が多すぎて、
膨大なボリュームになってしまうから
あえてブラックボックスを残しています
だから!
本を読んでそのままちゃんと理解できる人は少ないのです
それでもやっぱり本は便利で、いい事やためになる事がたくさん詰まっています
きれいな写真とともに作り方も書いてあり、時には、型紙もついていて(^^♪
これを利用しない手はありません
でも・・・
いくら読んでもわからない!
ここであきらめないで、一緒にやっていきましょう
あわてないで!
ひとつひとつ、謎を紐解いていきましょう
はじめの一歩から、進めていけば、きっとブラックボックスの中身が見えてくるはずです
本を選ぶ
- 作るのものは、小物から
- 薄くて小さめな本を選ぶ
- イラストがあるのがいい
- できたら色付きで、手描風のものの方が読みやすい
いきなり大人の洋服を独学で作ってもうまくいくよ!というような魔法はありません
もちろん講座などでは、初めてなのに、なんかついついできちゃった!ってこともあるでしょう
それは先生が付いているから
でも、まるっきり一人、独学となると、ちょっと無理があります
そこで!
まずは、小物から作りましょう
一度作ったことがあるものでも、
本の内容と照らし合わせながら作っていくと
たくさんの気づきがあります
そしてそれが、洋服作りへのステップとなっていきます
用具の準備
- 裁縫セット・・・針・糸・はさみ・目打ち・ものさし等々
- ペン・・・チャコペン(手芸用)・フリクションペン(熱で消えるペン)・鉛筆(2B以上の柔らかい芯のもの)
- 型紙用布・・・手芸用用紙・厚紙
- ミシン・・・どんな種類でも○(なければ手縫いでも〇)
とにかくはじめることが大事なので、用具はあるものでいいのです
せっかくだから新しく購入したい、
形から入りたい派だから!という人は特に止めませんが(^^♪
手持ちのものでやりはじめましょう
必要になったらその時に購入したらいいかと思います
※おススメはこのハサミ(^^♪布も紙も何でも切れる優れもの(^^♪
布の準備
用尺部分を確認します
※イラストや作り方の横などに、小さい字ですがしっかりと書いてあります
布の幅で書いてあるもの・・・反物を基準としています
既定の反物は、幅は決まっていて、両端は耳になっています
縦のメーター数を決めて購入します
- 180㎝幅90㎝⇒115㎝幅の布地を90㎝必要ということ
- 110㎝幅50㎝⇒110㎝幅の布地を50㎝必要ということ
- 90㎝幅40㎝⇒90㎝幅の布地を40㎝必要ということ
布の横幅の寸法が書いてあるもの・・・反物を基準としていない
横幅のサイズをチェックして購入します
反物から購入する場合は、ひとつ上のサイズを選びます
- 100㎝幅30㎝⇒横が100㎝、縦が30㎝必要--→110㎝幅のもの
- 30㎝幅70㎝⇒横が30㎝、縦が70㎝必要---→90㎝幅のもの
- 30×40㎝⇒縦30㎝、横40㎝必要---→90㎝幅のもの又はカットクロスでも可(50×50㎝など)
素材は、綿、ポリエステルがちょっと入ったもの、などが縫いやすいかと思います
小物、しかも練習、となると、それほど高価な布でなくても大丈夫です
百均の布でもいいですし、
もう用尺もよくわからぬ!という場合は、50㎝くらいあればたいていの小物は作れます
型紙作り
型紙をチェックします
- 付属品として実物大の型紙が付いているか
⇒切ってそのまま使えるものか?
⇒別紙に写しとって使うものか?
⇒○倍にコピーして使うのか? - 自分で、いちから作るのか?
- 縫い代は入っているのか?後付けか?
選んだ本が、どの型紙のタイプになっているかしっかりと確認します
わかったところで、実際に作るものを選んで、作り始めていきます
型紙は、どんなに小さな簡単なのものであっても
しっかりと作ります
手芸用の用紙なら、方眼になっているので、書きやすくなっています
本を見て、型紙をかきます
必要に応じて、厚紙などで作っておくと
印付けの時に便利です
型紙に縫い代をつけますか?つけませんか?
どちらでもいいのですが、あえて言うなら
縫い代なしの本体のみの型紙を作る方をおススメします
本体のみの型紙を書いて、縫い代を書き込んでおく
名称やその他必要なものは全部書いて保存しておくととても便利です
裁断
- 布の方向・・・矢印の意味↕
- 布の置き方・・・縦横に気を付ける
- 縫い代・・・後付けの場合は縫い代を付ける
込みの場合は、縫い代が何㎝入っているのか - 印付け・・・必ず印を付ける
矢印の意味を理解しましょう
布の準備の時に出てきた縦横という言葉を思い出して下さい
布幅は、決まっているという話をしました
横は耳になっていて、ほつれたりしない加工になっています
縦方向は、伸びないようになっています
横方向は縦に比べて伸びます(布によって違いはありますが)
小物に限らず、洋服でもこの縦方向をどちらにもっていくのかはとても重要となります
それを示したものがこの印となります
↕ 縦方向の印
布の方向や裏表などに注意して布を置き、その上に型紙を乗せます
必要に応じてピンで留めたり、また重石などを乗せて、型紙を固定します
まわりに印をして、裁断していきます
縫い
ここでやっと縫いはじめます
まずはシミュレーションしましょう
布が形にカットされ、そして縫われて形になっていく
縫い代がどう処理されて、平面だった布がどのように形を変えていくのか・・・
イラストを見ながら順を追っていきます
何となく手順がつかめたところで、はじめます
なんかよくわからない・・・という場合は、1から順にゆっくりやってみましょう
ミシンで試し縫いをして、さあはじめましょう
まとめ
難しくて敬遠されがちな洋裁本
それでも、便利で安価なものなので、ぜひ活用してほしいです
少しだけ頑張れば、間違いなく楽しさも倍増します
それでも・・・
本だけで、知識は積み重ねることはできるけど
日々のやる気だったり、気持ちの入れ方は、孤独な洋裁だからこそ、難しい面もあります
やはり、洋裁仲間と一緒に集う事だったり
あーだこーだ言いながら布を買ったり
なにより、成果を共有できることは大事だと痛感します
結局最後は、人と人との交流が成長させていくのかなと感じます
だから洋裁講座は、絶対なくなってほしくない・・・です
今は人と人とが交流することは難しい時期でもあります
きっと近い将来、またみんなで物つくりを楽しめる時は来るから
その日まで一緒に頑張っていきましょう
洋裁本~制作編はまた改めてお届けします
まだまだ寒い日が続きます
体調に気を付け、暖かくしてお過ごしください
ではまた♪
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