スタイを作ろう~③返し口の場所

スタイ 洋裁

基本のスタイを深堀シリーズ、返し口の場所についてです
こちらの記事もあわせて参考にしてください

小物などを作るとき、裏付きにしたい場合、どの位置に返し口をもっていけばいいでしょうか

型紙などに指定がある場合はそれに従うとして、それはいったいなぜここなのか
考えたことはありますか?

またオリジナルのグッズ製作などの場合、どこに返し口をもっていこうか・・・
悩むところでもあります

スタイの作り方を参考に、その点をクリアにしていきましょう

地の目からの最適な位置

  • 直線(できれば縦方向)、またはそれに近いところ
  • 目立ちにくく、また使う時にじゃまにならないところ

今回は、返しの場所を下の横方向部分に決めています
縦方向ではありませんが、一番目立ちにくく、
直接肌に触れるところから遠い位置にあります
そして一番直線に近いラインになっています

サイドの縦方向でも大丈夫です
少し注意をすれば、このようなゆるやかなカーブなら問題ないと思います

✖印の箇所は、カーブもきつく、後々の処置がやりづらくなりますので
できるだけ避けておきます

スタイ

返しやすさからの最適な位置

今回のスタイの場合、表に返しすのに、楽な位置、というも考えます

地の目が直線に近く、しかも縦目、そして返すのに便利
返し口を決める時、このようなことを頭に入れて決めていくのがいいかと思います

スタイ

このように本体真下部分に返し口を決めると
上の留め部分を左右同じように中に入れ、そして返し口まで運び、表に返す
左右対称にスルリと表に返せるのが、とても気分よく、爽快です
そのまま、気持ちを途切れさせることなく、
仕上げのアイロンかけも、左右対称を意識していきます

これに限らず、左右対称は、洋服作りにはいつも頭に置いておきたい事でもあるのです

まとめ

仕上げのアイロンをかけたら、返し口を閉じて完成となります

閉じ方は、まつり縫い、ステッチ、接着テープ、どの方法でも
それぞれに合ったものを状況に応じて選んでいきましょう

ブタかりかり

返し口がどうしても曲線になってしまうこともあるよ
そんな時は気合?いやいや、それはまた今度φ(..)メモメモ

ではまた♪

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