洋裁教室を長く続けてきた中で、
私は「大きくしない」という選択をしました。
体力や時間、そして技術を残すという視点から、
これからの教室と仕事について書いています。
最近、少しずつお知らせしていますが、
洋裁教室をこれからゆっくりとリニューアルしていく予定です。
急がない。
無理に広げない。
今の自分の体力や気持ち、そして「本当に大切にしたいこと」を
ちゃんと見ながら、時間をかけて整えていこうと思っています。
そんな中で、noteに
『私が大きな教室を目指さなかった理由』
というエッセイを書きました。
これは、経営論でも成功談でもありません。
これまで教室を続けてきた中で感じてきたこと、
迷ったこと、そして選ばなかった道について、
今の正直な気持ちを書いたものです。
よく、
「もっと生徒さんを増やしたら?」
「もっと宣伝した方がいいのでは?」
「せっかく工房も移転したのだから・・・」
そんな声をいただくこともあります。
ありがたいことだと思っています。
ただ今の私には、
これ以上広げてしまうと、
教えること・書くこと・考えること、
そのどれもが中途半端になってしまうと感じています。
体力や時間も含めて、
今はこの規模、このペースが、私にとって一番誠実な形。
そして工房移転も、そのために必要なことだったと今は思っています。
そう判断して、これ以上はあえて広げない選択をしています。

エッセイの中では、
これから力を入れていきたいこととして、
洋裁の技術や感覚を「研究ノート」として残していきたい
という思いにも触れています。
洋裁には、
「見て覚える」「やって覚える」と言われてきた
言葉にしにくい感覚やコツがたくさんあります。
いわゆる“黙認知”と呼ばれるものですね。
私はそれを、
自分なりの言葉で書き留めていく――
いわば「わざ言語」を残す作業を、
これからの大切な仕事のひとつにしたいと考えています。
また、長年の夢でもある
本という形で、技術や言葉を残すことについても、
少しずつ現実的に考えています。
今年6月にはKindleでの出版も経験しました。
それは私にとって、とても大きな出来事でした。
そして、やはり本という形で届けたい、という思いは
より一層強くなりました。
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そのためにも、
自分の手がきちんと届く範囲で、
技術や考えを整理していく時間を大切にしたいと考えています。
教室の形は、すぐに大きく変わるわけではありません。
これからも、少しずつ、途中経過も含めて
ブログやnoteでお知らせしていくつもりです。
よかったら、こちらから読んでみてください。
いよいよ今年も残り少なくなりました。
あおい教室も今週末からお休みに入りました。
寒さも身に染みてきましたね(*^_^*)
体調に気をつけて過ごしていきましょう(^_^)v
いい週末を❄
ではまた♪




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