今日は月に一度の洋裁講座の日。
今月のテーマは「端布を活かしたファスナーポーチ作り」でした。
3月とは思えないほどの冷え込みでしたが、
教室の中は暖かく、過ごしやすい雰囲気に包まれていました。


思い思いの端布を組み合わせて一枚の布を作り、そこからファスナーポーチを作ります。
端布とはいえ、どれもこれまで大切に作ってきたワンピースや小物の残り布。
「この布は、ほら、あのワンピースの残り!」「これはあの時の・・・」
そんな声があちこちから聞こえてきて、布を見るたびにそれぞれの思い出がよみがえります。

最初は「こんな小さな布で大丈夫かしら」と不安そうだった方も、
実際に端布を並べ始めると「こう組み合わせると素敵かも!」「この柄とこの色の相性がいいねー」と、 次第に夢中になっていきました。


意外だったのは、思ったよりも教室が静かだったこと。
賑やかにおしゃべりしながら作業するかと思いきや、
皆さん真剣な表情で布と向き合い、 慎重に縫い進めていく様子が印象的でした。


ファスナーをつける工程では少し苦戦する場面もありましたが、
少しずつ作業を進めながら、だんだん思い出してきたようです。
お互いに励まし合いながら作業を進め、
無事に全員がポーチを完成させることができました。

完成したポーチを手に取ると、皆さんの顔には満足そうな笑顔。
「思い出の布が、また新しい形になってうれしい」
「もう1つ作ってみようかな」 そんな声も聞こえてきました。


手元に残った小さな布も、こうして工夫すれば新しい作品に生まれ変わる。
それぞれの布には、これまでの思い出が詰まっているからこそ、
新しい形になったときの喜びもひとしおです。
「この布をここに使うなんて思わなかったけれど、意外としっくりくる!」
「違うアイテムになったことで、また別の楽しみ方ができそう」
そんな発見の連続が、ものづくりの醍醐味なのかもしれません。
洋裁の楽しさを改めて感じた、充実した一日でした。
今回で、2024年度の締めとなりました。
2025年度も、またみんなで元気に笑い合いながら、
ソーイングを楽しみたいと思います。

ではまた♪
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