今日は、月に一度の洋裁講座でした。
このところ気温が急に上がってきて、
朝から少し体が重たく感じるような陽気。
湿気が多いのか・・・、ミシンに向かっていると、じんわりと汗ばむ季節になってきました。
5月なのに・・・と思いつつクーラーを入れました(*_*)
こんな日は無理をせず、ゆったりとした気持ちで臨みたいですね。
今回のテーマは、先月から取りかかっている
「ロングジレ」の続きです。
久しぶりの洋服づくりで、小物づくりとはまた違った緊張感と楽しさがありますね。

生地も、薄手のものからリネン、綿麻混などそれぞれ違いがあり、
手触りも色も十人十色。
みなさん自分の「好き」をしっかり持っていらっしゃるなあと、
改めて感じます。
今回は2回目ということで、全体のシルエットがだいぶ見えてきました。
あとは、細かなディテールを丁寧に仕上げていく工程です。

今日は少人数。ちょっぴり寂しく、でも静かな集中があった日
いつもはもう少しにぎやかなこの講座ですが、
今日は皆さんお忙しかったようで、参加者は少なめでした。
空いた席を見ながら「今日は広々してるねぇ」とぽつり。
なんとなく空気が静かで、少し寂しい気もして…。
でもその分、全体的に落ち着いた雰囲気のなかで作業が進みました。

こういう日も、悪くないものです。
会話は少なめだけど、ミシンの音と、ハサミの音、
それから、時おり聞こえるため息と小さなひとこと。
それぞれが自分の手元に集中している姿は、
見ていてとても心地よいものでした。

今日のポイント:ポケット付けと衿ぐりの処理
今回の講座で取り組んだのは、大きくふたつ。
ひとつは、ポケット。
ロングジレの形状によっては、パッチポケットを付けたり、
袋縫いでスラッシュポケットにしたり。
今日はオーソドックスなパッチポケットですが、
位置決めとバランスが大事なポイントです。

長さがそれぞれ違うので、型紙通りにしたり、小さくしたり。
悩む姿もちらほらあって、迷いながら決めていく、その時間こそが洋裁っぽくていい感じ。


ミシンで縫い付けるときには、思い切って進めていくのがコツ。
何ごともタイミングですね。

そしてもうひとつは、衿ぐり。
これはどの洋服でもよく出てくる技法で、基本的なものです。
今までもバイアス仕立ては何度か取り入れてきました。
今回は、基本的なやり方とは変えて、スピーディーに。
共布でカットしたバイアス布を二つ折りにして
襟ぐりに沿って縫い付けます。
ネックポイントあたりのカーブのきつい部分は
伸ばさないように慎重に(^_^)v


バイアス処理がきれいにできると、ぐっと完成度が上がりますね。

10年以上続くサークルの安心感
この洋裁サークルも、気づけばもう10年以上続いています。
当初は、「ミシンは小学校以来で…」とおっしゃっていた方が、
今では型紙の補正もサクサクこなし、
手を動かしながら、たのしげに会話も弾んで。
そんな姿を見るたび、感慨深いものがあります。
私が少し離れていた時期もありましたが、
戻ってきたときには変わらず待っていてくださった皆さんの存在が、
今の私の原動力のひとつです。
今日は少人数だったぶん、ゆったりと流れる時間のなかで、
それぞれの技術や工夫がしっかり見えて、
改めて「洋裁って奥深いなあ」と思わされました。

講座が終わって外に出ると、まだ少し蒸し暑く、
「またあの夏がやってくるなぁ・・・」
「次回も元気で開催できるように・・・」心の中でつぶやきました。
暑さが増してくる季節、体調に気をつけながら、
でも無理せず、自分のペースで洋裁を楽しんでいけたらいいなと思います。

次回は、いよいよ完成へ!
さて、次回はいよいよロングジレの仕上げ回。
みなさんの作品がどんなふうに完成するのか、
今からとても楽しみです。
そして、せっかくなので、
久しぶりにみんなで記念撮影も出来たらと思います。
人数が少なかった今日だからこそ、
次回はいつものメンバーがそろって、
にぎやかに笑い合える一日にしたいなあと思っています。
洋裁って、ひとりでも楽しいけれど、
誰かと一緒に作ると、もっと豊かになる。
そんな時間を、これからも大切にしていきたいです。
頑張りましょヘ(^o^)/

ではまた♪
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