基本のスタイを作ろうの記事を元に、もう少し深堀します
まずは①として、地の目を考えた裁断のいくつかを考えてみたいと思います
地の目についての記事もあわせて読んでください
表布の裁断
布には縦と横があるという事、それを踏まえて裁断をしていきます
30㎝四方の布を方向をそろえておいてみます
縦方向がしっかり縦を向いているように置きます
表布裏布を、中が表になるように合わせて、その上にカットした型紙を置きます
型紙にある矢印マークと布の向きが合うようになります
このように、型紙には必ず、この矢印マークがあります ↕
この向きが縦方向になるように、布を置いてください、というお知らせになります
裁断前には、型紙の縦方向の矢印を確認し、布の方向も確認し
そしてはじめて作業に取り掛かることができます
特別理由がない限り、この方向は必ず守るようにします
(※例えば・・・布の用尺が足りなかったり、縦横が不明だったり、あとは自分の諸事情とか(笑))
裏布の裁断
裏布の方向は、表布と同じように裁断します
しかし、スタイのように小さく、また曲線が多いものの場合、
縫い合わせた時、表と裏のなじみがいいように、裏布の方向を変える場合があります
このように、表布と裏布とで布の向きを45°変えることで、
縦と縦とが重なる部分が、縦とバイヤスで重なる事となります
伸びない縦と縦よりも縦とバイヤスといった異なる伸び率のものと合わせた方が
全体的にしっくりとなじみます
基本のスタイを作ってみた後は、
裏をバイヤス仕立てにした、進化したスタイも作ってください
その場合、必ずバイヤス方向に合わせます
中途半端な斜めな角度で合わせると、かえって全体を歪ませてしまうので注意しましょう
まとめ
方向が決まったら、表布と裏布を合わせて、
まずまわりの印をした後、返し口を残して縫います
☆下は縦とバイヤスで合わせた場合
ハサミを入れるのは縫った後!
ついつい印をしたらすぐ切ってしまいそうになるけれど
まずは縫う!そしてカット!忘れないでくださいね
布の方向の事を、もう少し深く考えてみてください
仕上がりまでの工程のやりやすさ、そして出来栄えに、きっと驚くことと思います
スタイだけでなく、コースターや、洋服なら衿やカフスなど、
小さく曲線の多い物や部分に使うことができます
裁断については、何となくわかったかな?
まずは頭の中で組み立て、そして想像し、その後は実際にやってみるといいよ
ではまた♪
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