今から4年前。63歳の時。
某シニア大学へ入学しました。
これがすべてのはじまりでした。
学び直してみて、最初に感じたことがあります。
思っていたよりも、
自分がポンコツだったということです。

長年、洋裁をやってきて、
それなりに経験も積んできました。
だからどこかで、
「まあ大丈夫だろう」と思っていたのです。
さらに言えば、
私はもともと古典文学が好きで、
本を読むことも、書くことも嫌いではありませんでした。
だから、もう少しやれるのではないかと、
どこかで思っていたのです。

でも――
全然だめでした。

頭に入らない。
覚えられない。
理解したつもりでも、すぐに抜けていく。
「あれ?」と思うことの連続でした。
若い頃なら、もう少しすんなり入ってきたはずのことが、
何度やっても定着しない。
正直、これはなかなか堪えました。

でも、そのポンコツさに気づけたことは、
悪いことではなかったのだと思います。
むしろ、そこからが本当の学びだったのかもしれません。

できないことを前提にして、
もう一度考え直す。
分かったつもりにならず、
一つひとつ確かめていく。
その感覚は、どこか洋裁と似ていました。
きれいに仕上げるためには、
見えないところを丁寧に整えるしかない。
それは、頭の中でも同じことでした。
ここをどう乗り越えたのか。
あるいは、乗り越えられなかったのか。
ポンコツのまま、あきらめたのか。

それは――
もう少し先で書こうと思います。

つづく♪
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