「花の命はみじかくて 苦しきことのみ多かりき」
と林芙美子の有名すぎるフレーズですが、
意味を考えはじめると、あれこれややこしい気持ちも出てくるので、
単純にこの言葉の音とリズムを、そこはかとない感じのままに捉えるのがいいかと思う。
やることはあるのに、なかなか進まずになぜかすぐ眠くなる・・・春だから?
願わくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの望月のころ
願える事なら、満開の桜の下で春に逝きたいものだなあ。2月15日頃に。
春ごとの 花に心を慰めて 六十路あまりの年を経にける
思えば60年余り、春ごとに桜に心を慰められてきたんだなぁ。
西行の歌で、桜をうたったものは多くありますが、中でもこの二句が気に入っています・・・❤
好きだからって、暗記しているとか、すらすら口をついて出るとかいうわけではなく
なにかのタイミングで思い出し、そしてページをめくり、あらためてその余韻に浸る・・・
毎年春が近づくと、そんな繰り返しの年月です。
今年立教セカンドステージ大学で、西行をより深く学んだことで、
さらに心に深くしみいる今年の春です。
さてと、3月に入り、昨日今日と論文発表会があり、着々と年度末行事が行われ
いよいよ修了へと近づいていっています。
進級はしない!と決めたことではありますが、
皆さんの素晴らしい論文を拝聴していると、やっぱりもう一度ここで学んだ方がよかったのか???
という気にも、少しだけなりますね。
どんなことであっても、
決定したことに対しての後悔は・・・あるものだし、しかたなし!
もう前を向くしかない。
発表会で、当ブログを読んでくれているという人に、声をかけていただきました。
いつも読んでいますと言われ、本当にありがたい(^^♪
と同時に、まだまだ思いきりの足りない内容に、申し訳ない気持ちもありました。
やはり・・・まだ立教の学生である間は、いい事はちょっと大げさに
嫌な事や納得できないことは、寸止めくらいにしておかないと
なにかとやりずらい・・・という( ˘•ω•˘ )
私も大人ですからね。
3月末日をもって、立教での1年間の学生生活は終わりますが、
その前に、3月22日に修了式が実質最後の日となります。
4月以降は、授業やゼミについて、そして学校生活のことを
自分なりに自分の目線で、様々な思いを混ぜながら
今度ははっきりと、語っていきたいと思います。
これからこの立教セカンドステージに入ろうかと悩む人たちの
少しでも手助けになればと思う。
このブログを読んでくれている人がいる・・・
それを実感できたことは非常に大きなものでした。
ちょっと辛い冬を乗り越えて、春の訪れと共に、前に進みたくなってきました。
もう少し頑張ってもいいかも・・・と思い直すこともできました。
花見れば そのいはれとは なけれども 心のうちぞ 苦しかりける
桜の花を見ると、訳もなく胸の奥が苦しくなるものだ。
この西行の和歌も、とても好きな一句になります。
好きなものに理由はない。なぜか胸が苦しくなるっていう気持ち。
あの薄紅色のせいなのか、ちょっと肌寒かったせいなのか
風にゆらゆら揺れる様なのか・・・
何となく心細いような、何ともソワソワ浮いているような気持ち。
不思議な花です。
桜まであともう少し🌸
ではまた♪
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