【第2回】無地ばかり選んでしまう理由

洋裁の技術そのものより、
その手前でいつも考えていることがあります。

技術というより、気分とか、癖とか、考え方の話。
うまく言葉にしにくいけれど、長く縫ってきて自然と身についた感覚です。

そんな小さな話を、短いコラムにしてまとめてみました。

気づくと、布は無地ばかり選んでいる。
柄合わせを考えなくていい、それだけで気がラク。

縫う前から消耗したくないんだと思う。
集中したいのは、そこじゃないから。

無地は、やさしい。

答えは一つじゃない。だから縫うのは面白い。