寒くなりました~が日々のご挨拶の定番となってきました。
ついこの前まで、なんでこんなに暑いんだ?と思っていたのに
すっかり秋から冬へと季節は動いていきますね。
いよいよパンツ作りもベルト付けに入っていきます。
今回は、前回の続き、ポケットを終えて、股上股下と合わせ、
それからベルト付けの準備をしていきましょう。
かなり細かく分けました。
一つ一つ確認しながら、納得しながら順を追っていけば
無理なく仕上げることが出来るように考えました。
今回は、ひとまず①自分のサイズを決めていくことからやっていきましょう。
股上は左へ
この辺はさらっと。
股上を合わせて、縫い、ロックミシン(ジグザグミシン)をかけたら
アイロンをかけます。
縫い代は左側へと倒すようにかけます。
写真は後ろ身頃となっていますが、前身頃も同じく左側へと倒します。
※レディースの少しフォーマルに近づくと、右側へと倒す場合もあります。
カジュアルタイプは、左へと覚えておくといいかと思います。
しかし、諸説あるので、この辺は難しいところでもあります。
この股上のような、曲線のアイロンかけには苦労します。
このように、平置きしてかけると楽々ですし、折りジワもなく仕上がります。
パンツの縫い代に関しては、こちらでも書いてますので、参考にしてみてくださいね。
⇩
股上を合わせたら、股下も合わせて縫います。
ロックミシン(ジグザグミシン)をかけたらアイロンをかけます。
後ろ側へと倒します。
アイロンかけは、なかなか難しいです。
一度折りジワがつくと、かけ直したとしても、なかなか元に戻すのが大変です。
そのためには、アイロンをかける手元をできるだけ広くとり
余計な部分が入り込まないように場所を確保しておきます。
少しでも「かけにくいな」と感じたら、
それがストレスとなり、やる気がそがれる一因となります。
裾も上げておく
筒状にする前に、裾線はあらかじめ折り目を付けておきました。
股上、股下のアイロンをかける流れで、もう一度裾線を折り直しておきます。
筒状になったパンツの裾にステッチをかけます。
股下の縫い線が、しっかりと合うように気をつけてください。
こちらは少しズレています(^_^;)
このままだと、表側の脇線が、微妙に曲がってしまうことになりますので
注意しましょう。
どうしようかなぁ・・・と悩むくらいなら、縫い直してすっきりとさせましょう。
まだ、パンツ丈を決めきれてない!
そのような場合は、最後の最後まで残しておいても大丈夫です。
仕上がってから試着し、ゆっくりと最後の仕上げをします。
ベルト~まずは自分のサイズを確認
ベルトと本体の関係を見てきましょう。
このパンツは、前身頃が固定、後ろ身頃はゴムとなっています。
ゴム仕様なので、多少サイズの調整は可能ですね。
身頃を9号で作った場合、このまま規定のサイズで仕上げるもよし
少し余裕を持たせたい場合は、ゴムを長めにしたら、ウエストサイズも少し大きくなります。
特にこのパンツは、身頃にだいぶ余裕のあるデザインとなっていますので
普段使いが11号13号でも、9号サイズでいける場合もあります。
本体はいいのだけれど、ウエストは大きめにしたい(または細めにしたい)
アレンジが可能です。
まずは仕組みを理解し、自分のサイズに当てはめて考えていきましょう。
ベルト~自分のサイズを決める
こちらのパンツは、以下のようなサイズ展開となっています。
まずは、自分のサイズを確認してみます。
9号の場合・・・
前は、19+19=38㎝(ギャザーを寄せます)
後ろは、30+30=60㎝(ゴムを入れる前の状態→ここからゴムのサイズで調整します)
前と後ろを足すと38+60=98㎝(ゴム入れ前の状態)
このパンツは前開きなしなので、ヒップサイズが98㎝以下なら大丈夫(履けるww)
ということになります。
ウエストサイズはいいのに、ヒップサイズが100㎝(またはそれ以上)あるのだけれど・・・の場合
このまま仕上げると、履けません(‘-‘*)
本体は9号でいいという場合は、
前パンツのギャザーを少し減らし、前ベルトのサイズを大きくします。
大きくした分は、ゴムを短くして縮めるようにします。
このようにして、自分のサイズを調整してみてください。
なんか面倒・・・(*_*)
そう思われた方は、まずは、規定のサイズで仕上げてください。
とりあえず最後まで仕上げると、どのような仕組みなのかがわかってきます。
そして、どこをどのように変えたら履きやすく、自分仕様になるのかが
よくわかります。
このベルト付けは、一度おぼえると、どんなパンツにも応用できます。
手持ちのパンツがあれば見てください。
ゴム仕様タイプは、このような感じに仕上がっていると思います。
次回からは、具体的に作業に入っていきます。
初心者でも、パンツ作りに慣れていなくても、
順を追っていけば無理なく仕上げることができます。
もちろん、パンツは何枚も作って慣れている、といった洋裁プロの人にとっても
ちょっといいんじゃない(^_^)bというやり方になっています。
よければ参考にして、これからの洋服作りに役立ててほしいと思います。
すっかり寒くなりました。
まだまだ出番はないかなぁと思っていたのに
セーターにダウンといった冬仕様に、一瞬で変わってしまいました。
今日は雨の一日でしたね。
すっかり冷え込んで、温かいものがありがたい今日この頃です。
ではまた♪
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