洋裁って、やっぱり「布」です。
まだミシンの使い方もよくわからないし、何か作れるわけでもないのに、
布屋さんに行くだけでわくわくして、気づけば両手いっぱいに布を抱えていたりして。
まるで宝物探しをしているみたいで、たのしい!ってことありませんか。
私も、縫う予定もないのに、たくさん布を買い込んでしまうことが多々あり(笑´∀`)
「いつかこの布で何か作ろう」と思って買った布たち。
実は、まだ押し入れで眠っている子もけっこういます(笑)。
でも、使っていなくても見ているだけで嬉しいんです。
好きなものに囲まれてるだけで、ふと気持ちが明るくなったりするから不思議ですよね。
布って、不思議な存在です
布って、ただの材料じゃないと思うんです。
たとえば、ちょっと疲れている日。
ふんわりしたダブルガーゼを触ると気持ちが落ち着いたり、
優しい色の布を見ていると気分がふわっと軽くなったりします。
言葉ではうまく言えない気持ちを、そっと包んでくれるような──そんな力が布にはある気がしています。
そんな布の話をつらつらと(*^_^*)

縫うことで、気持ちにかたちを
布を手にすると、「この布にはどんな形が似合うかな?」って、つい考えてしまいます。
やわらかいからギャザーにしようかな、ハリがあるからバッグにしたいな、とか。
でも、思ってたとおりにできることって、実は少なくて(笑)。
あれ?なんか違う…とやり直すこともしょっちゅうです。
仕上がるまでは着る満々だったのに、完成したとたん・・・なんか違う💦
でも、縫っているときは無心だったから、それはそれでいいか・・・とあきらめたり。
少しずつ、自分の「好き」や布との付き合い方が変わってきたり。
そんな時間が、縫うことの面白さでもあると思っています。

好きな布に囲まれて暮らす
クローゼットの奥にしまってある布を、ふと思い出して広げてみます。
買ったときのこと、何を作ろうと思ってたか、当時の自分の気持ち。
ひとつひとつの布に何かしらの思い出があったりします。
もしかしたら全部は使いきれないかもしれません。
でも、好きな布に囲まれて暮らすって、それだけでちょっとした贅沢だと思うんです。
もっともっと年を重ねて、日柄一日やることもない・・・なんて日が来たって
何か縫ってれば、すぐに日が暮れる。
今は時間がなくて、アタフタしているけれど、きっといつかそんな日も来るかもしれない。
その日のために・・・ってわけでもないけれど、
またあらためてクローゼットの奥へと隠してしまうwww

忙しい日々の中でも、縫いたい気持ちは変わらない
最近は、講座の準備やブログの執筆などで、なかなか自分のものを縫う時間が取れなくなっています。
布を広げてゆっくりとデザインを考える──そんな時間が、ちょっと遠く感じることもあります。
でも、やっぱり縫いたくなるんですよね。
忙しい合間をぬって、さっとワンピースを縫ったり、好きな布でバッグを作ってみたり。
そんな時間が、自分にとってのごほうびになっている気がします。
「好き」という気持ちは、少しくらい離れていても、ちゃんと続いているものなんだなと感じます。

これから縫ってみようと思っている方へ
これから洋裁を始めようかな、と思っている方がいたら──
まずは「好き!」と思える布を一枚、手にとってみてください。
「かわいいな」「この色、落ち着くな」──そんな直感を大事にしてみてください。
きっと、針を持ちたくなってくると思います。
縫うことは、静かであたたかな時間です。
作品がひとつできるたびに、「わたしって意外とできるかも」なんて、ちょっと自信が湧いてくることもあります。
布と向き合う時間が、あなたの日常にやさしく寄り添うものになりますように。

今日はちょっといい感じでまとめてみました(*^_^*)
ではまた♪
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