【小泉八雲】もう一度、学びの扉を開いて

ツリー 日大通信

昨年の春より、通信制大学で学んでいます。

新しい知識を得たい、そして自分の可能性を広げたいという想いが、
その第一歩を踏み出すきっかけとなりました。
しかし、予想以上にその道のりは厳しく、困難な日々でした。

今回は、通信制において、自主学習を進める難しさ、立ち直るきっかけについて
少し真面目にお話ししようと思います。

ぶたロール

前期の試練

1年目は、無我夢中でやってきました。難しいながらも、だんだん慣れ、
少しずつ手応えを感じていました。

迎えた今年2年目。

前期は、試練の連続(-_-;)
取り組んだ講座は、内容が非常に難しく、先生の説明を理解するのにも苦労する状態。
一つの概念を把握するために何度も資料を読み返し、
図書館で本を読み、調べる日々に、何度も心折れかけました。

その上、課題の提出も毎週あり、それに追われる日々が続きました。
Zoomでの授業も、始まる時間が近づくと心が重くなり、
授業そのものが憂鬱に感じられました。

加えて、私の体調にも波があり、集中力が途切れる日や、
疲れが抜けず何も手につかない日もありました。
精神的にも追い込まれ、前期の終わりを迎える頃には、まさに「燃え尽きた」状態でした。

7月終わりに修了した頃には、心身ともに疲れ果て、後期に向けた気力を持つことができませんでした。学びを一時中断し、長い休息期間を取ろうかと考えはじめました。

読みたかった本を読み、洋裁の仕事をもう少し充実させたり、部屋を整えたり、
旅行も行ったり、ブログ更新もしっかりやって・・・と、やりたいことは全部やっていこう(^_^)v

ブタ昼寝

学びへの復帰

「このままやめてしまうか?」
自分の中での葛藤がありました。

しかし、再び学ぶ意欲を取り戻したのは、
やっぱり、まだ諦めたくない気持ちがあったからだと思います。

やめるという選択肢は楽に見えましたが、その一方で、再挑戦したい気持ちも捨てきれず、
結局あとから後悔してしまうようにも思えました。
答を出さないまま、夏休みを超え、後期がはじまっても動き出さず、
ついに11月まで来てしまっていました。

そろそろ・・・大丈夫か・・・と迷いながら、勇気を振り絞り、
12月から始まる短期講座に申し込むことを決めました。

「また挫折したらどうしよう」「授業についていけなかったらどうなるだろう」と、
最初は不安でいっぱいでした。ネガティブな思考ばかりが頭をよぎる(-_-)

しかし、講座が始まってみると、以前より少しだけ肩の力を抜いて取り組むことができました。

内容も自分に合っていると感じられ、少しずつ自信を取り戻していきました。
そして何よりも、講義の中で紹介された小泉八雲の怪談話が、
私に大きな救いをもたらしてくれたのです。

ぶひ子

小泉八雲の怪談話

小泉八雲の怪談話は、遠い昔、読んだ記憶がある程度です。
具体的に何かと聞かれても、全ておぼろげで「耳なし芳一」が浮かぶけれど
内容もはっきりとはわからない状態です。

そんな状態であっても、その魅力をすぐに感じ取ることができるものでした。

彼の描く物語の中には、身近で親しみやすい日本文化がありながらも、
異国の視点が織り交ぜられていて、新鮮さと懐かしさを同時に感じる
ことができました。
語り口の美しさや情景描写の巧みさ、そして不気味さは、物語に自然と引き込まれ、
また、担当の先生の説明もわかりやすく、心配していた難解さを感じることはありませんでした

特に印象的だったのが、小泉八雲の「破られた約束」の物語です。

この話では、生前約束を交わしたにもかかわらず、
それが破られることで恐ろしい結果がもたらされる、女の執念や嫉妬の様子が描かれています。

物語を通して浮かび上がるのは、約束の重みや人間の弱さです。
「破られた約束」を読み解きながら、もう少し勉強を続けていけるような気がしました。
この講義を通して、文学の面白さと同時に、私自身の在り方を見つめ直す事も出来たように感じました。

ブタはい

学び続ける決意

完全に挫折していた8月の自分を振り返ると、
ここまで回復したこと自体に驚いています。

一度は「もう無理かもしれない」と感じた自分が、
こうしてまた机に向かっているという事実。
少しだけほめてもいいかなと感じました。

この経験を通して、挫折してもまたやり直せばいいんだということ。
もちろん、今後も困難が待ち受けているかもしれません。
しかし、文学や新しい知識に触れることで得られる喜びが、
私の背中を押し続けてくれると信じています。
そして、自分のペースで進むことの大切さも痛感しました。

焦らずに、できる範囲で学び続けることで、少しずつ成長していきたいと思います。

ブタ体操

終わりに

小泉八雲の怪談話との出会いをきっかけに、私はもう一度学びに向き合うことができました。

通信大学での学びは決して楽ではありませんが、
それ以上に新しい発見や喜びをもたらしてくれるものです。
これからも、自分のペースで学びを続けることで、
自分自身の世界を広げていきたいと思います。

今回は、ちょっとだけ自分自身に向き合い、きれいなフィニッシュにしてみました(笑)
が・・・これから年末に向けて、課題が山盛りになっています・・・(゚゚;)エエッ
少しずつ進めていきたいと思います・・・・・・いやぁちょっと焦らないといかんなーーーー(゚_゚)

・・・・・・卒業まではまだまだ遠い道のりであります(´д`)

ブタこたつ

ではまた♪

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