コンシールファスナーを付けよう~実践

コンシール 洋裁

前回の準備ができましたら、いよいよつけていきます
準備編はこちらから確認してくださいね

コンシール

押さえを替える

押さえをコンシール専用に替えます
ファスナーのスライダーがしっかりと下がっていることを確認します

コンシール

まずは家庭用

ファスナーの務歯を、押さえの溝に入れ、
丸まった務歯を起こすように寄せます
そのまま溝に入れただけで縫うと、奥の方まで針が入っていない場合もありますので
必ず、丸みを起こし、針が、奥にしっかりと刺さるか、確認します

そのまま縫い進め、縫い止まり位置で、返し縫いをして終わります

反対側も同じようにして縫います

コンシール
コンシール
コンシール

工業・職業用

溝が、少し斜めになっているので
務歯が起こしやすくなっています
より奥を縫えるようになっています

コンシール

スライダーを戻す

溝に、しっかりと縫い目があることを確認しましたら完成となります
縫い止まりの狭いすき間から、スライダーを引き出します

スライダーの先端を少し出し、そのまま引き出します

コンシール
コンシール
すき間から引っ張る感じ(^^♪

重要なところ

  1. つなぎ目が自然な事
  2. ファスナーが隠れていること
  3. 上が揃っていること


コンシールファスナーを付けるうえで一番大事なことです
縫い止まり位置とファスナー開きの位置が
どこなのかわからない、というくらいに自然につながっていることが大事です
この位置に、横シワや斜めシワが出ないように気を付けます


コンシールの一番のウリは、ファスナーが隠れて見えない事
もちろん、すぐにわかることではありますが、
ちょっと見では、縫い目に見えます
ステッチなどもなく、デザインをじゃましません
縫い目も見えず、すっきりと仕上がります


この部分は見返しとの関係になりますが
ワンピースの場合、ベルトなしのスカートの場合など
上部がきれいに揃うように
見返しが付けやすいように
ファスナー付けの段階から注意します

コンシール

この3点を気にしながらやってみてください

できないのはなぜ?

★説明通りにやったのに、うまくいかない(*_*)
丸くなったクセが強すぎて、奥まで縫い目がいかず
その結果、ファスナーを閉じでもうまく隠れない
ファスナーが見えてしまっている

★縫いはじめは調子よくても、
ちょっと気を抜くとどんどんクセが戻ってきて、押し出される形になってしまう
結果、隠れるところとそうでないところという仕上がりになってしまう

★押さえで見えないから、針落ちの位置がわからない
縫えているのかいないのか、これでいいのかどうか
縫いながらずっと不安
結果は、いい時もあるし、微妙な時もある

解決

コンシール

アイロンで務歯を広げてしまいましょう
丸くなった務歯をアイロンの先を使って、ゆっくりと広げながらかけていきます
そして戻らないうちに、縫い付けます
そんなことをしたら戻らないのでは?という心配も無用です
それに、一瞬で戻ったりもしないので、あわてなくても大丈夫です

あわてないで、でもすばやく!という感じでしょうかね(^_-)-☆

ブタじー

コンシール専用っていうのだから、
誰でもどんな時でも、スムーズ、スッキリ、付けられるものじゃないの?

そう思って使ってみたものの、
うまくいかないからそのまま放置、って人も多いかと思います
これを機会に、ぜひもう一度やってみてください

次回は、専用押さえを使わないで、
ファスナー付け押さえ(片押さえ)を使ったやり方をやっていくよ(^^♪
楽しみにしててね

ではまた♪

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