長い間、パンツ作り~主にポケットとベルトに重きをおいて、
お伝えしてきたこのパンツ作りですが、今回で終了となります。
ゴムを入れ⑧仕上げて⑨いきます。
前回は、ベルト布と身頃に縫い付け、後ろパンツのウエストのみステッチをかけました。
今回は、ゴムを入れ、前身頃のステッチをして仕上げます。
ウエストゴムの準備
まずはゴムを準備していきます。
ウエストゴム・・・3㎝幅×60~70㎝(指定容量より長く準備)
①準備の回で、ゴムを長めに準備することをお伝えしました。
ウエストゴムは、指定容量よりも長めに準備をしてください。
指定では、9号なら38㎝、17号なら44㎝とありますが
60~70㎝と、かなり長めの準備をお願いします。
そうそう使うものではありませんから、もったいないように感じるかもしれません。
しかし!このパンツはベルト付けが肝と言ってもいいくらい。
ウエスト付けをスムーズに進めるために、長めのゴムを(*^O^*)
型紙に書いてあるものよりも、左右各10センチほど(余裕分)長めにカットします。
脇・中心・脇と、規定の長さに印をしておきます。
ゴムを入れる
長めにカットしたゴムを、後ろパンツのウエスト部分に入れていきます
右脇より差し入れ、左脇より出します。
後ろベルトは中央に寄せ、左右脇からゴムを印が見える位置まで出しておきます。
※久しぶりにいちご柄が登場!
脇をとめる
脇の位置に、ゴムの印を合わせて、縫い止めます。
布が厚い場合、見本のように透けず、見えないところの作業となりますが
長めにカットしておいた、余裕分を持ちながら、慎重に合わせていきます。
右左とも縫い止めたら、1㎝ほど残して、余分なゴムはカットします。
前パンツステッチ
あとは仕上げとなります。
前パンツのベルト部分に、ステッチをかければ完成です。
ゴムにじゃまされないやり方
ゴムを入れるベルト付けの場合、(たとえば量産する場合など)
たいていは、左右脇にゴムの左右を縫い付けて
ゴムを引きながらベルト布のステッチをする
ピンでとめたり、しつけをかけたりしたとしても
ゴムを引っ張りながらの作業になります。
縫うときに、ミシンの押さえがゴムに乗った状態になります。
乗りながら縫うのがやりにくい場合は、ゴムをよけて縫うか、または片方押さえを使用したりします。
つまり、どちらにせよ、やりにくさはあり、少しばかり手の力を必要とします。
ゴムの後入れという、この方法なら、きれいなステッチをかけることができます。
ゴムを引きながらのミシンという技術も力も必要ありません。
日に何枚も縫わなければいけない!といった時間優先であれば
このような時間がかかることは出来ません。
工業用のミシンを使い、熟練者であれば、きれいに早く仕上げることは可能です。
この方法を試し、さらに上を目指す場合、また時間を短縮したい場合など
引っ張りながらの作業を、一度はやってみてもいいかもしれませんね。
長い間、お付き合いくださり、ありがとうございました。
これでパンツ編は終了となりますが、
講座での様子や、また布やサイズ、仕様を変えたアレンジ編など
また別の形でお届けする予定でいます。
また作り方も、後日ソーイングレシピに加えていきたいと思います。
繰り返し読んで、洋裁力Upににつなげて頂けたらうれしいです。
寒くなりました。
これから暮れに向けて、慌ただしい毎日が続きます。
ゆっくりとやっていきましょう。
ではまた♪
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