【洋服作り】チュニックを作りましょう⑫プロの技で仕上げる最終回♪

洋服作り チュニック作り

また暑い夏がやってきました。

今日も35℃越え・・・💦
家に閉じこもっていました。

今回で、チュニックも終わりになります。
回を重ねて、12回の大作となりました。
それでも伝えられないことも多くあり、ちょっと残念に思ったりしましたが
それはまた別バージョンでやれたらいいかヽ(^。^)ノと思っています。

それでは、はじめましょう。

ブタ汗

脇下を縫っていく

ここまでの成果のほどを確認しながら、いったん床など広い場所に平置きして、みてみましょう。
よく頑張ってきましたね(#^^#)あともう少し。
矢印のとおり、袖下から裾に向かって、ぐるりとミシンをかけていけばよいのです。

なるほど(#^^#)

縫い代は1㎝で、ミシンのスケールに合わせて縫い進めます。
脇下のところが、多少きつめのカーブになっていますが、
ゆっくりと慎重に進んでいけば大丈夫です。

楽勝なのはここまで(・_・;)
この後、縫い代にジグザグをかけ、アイロンをかけて表に返していきます。
その過程を今回の最後の目玉としたいと思います。

洋服作り
ブタ大丈夫

脇下のワナ

写真を見てください。


身頃を中表に合わせて(前と後ろの身頃が表側通しで向かい合うように合わせます)
袖下、脇と合わせたところです。
出来上がり線は、となります。
裁ちきり線(布をカットしたところ)は、になります。
長さをくらべてみると、となります。

洋服作り


こちらは、完成したものです(表側)。
出来上がり線()は、変わりませんが、
裁ちきり線()は、中に入った分、出来上がり線よりも長さが必要になってしまいました。
このまま何も考えずに縫い進めていくと、仕上げたとき、中でツレてしまったりします。
すっきりと仕上げるためには、裁ちきり線(黄)を伸ばす必要があります。

袖付けのないこのような洋服の場合、袖付けない!らっくらくーーーと思いがちですが
このような落とし穴が待っています(#^^#)

でも大丈夫!カーブ対策もばっちり(#^^#)
しっかりとやっていきましょう。

ブタじー

脇縫い

身頃を中表に(前見頃と後ろ見頃を表側が向き合うように)合わせます。
袖ーカーブの脇下ー脇へと進み、裾まで縫っていきます。

まずは合わせて、ピンでとめていきます。
特に、袖と身頃の合わせた切り替え部分は、しっかりと合わせます。

洋服作り

ピン打ちの順は以下のようです。

1袖下の切り替え部分を合わせます。
2袖口を、折り目は開いて合わせます。
3裾を合わせます。
4脇を裾から順に、5まで留めます。
6あまりのカーブのところを留めていきます。
間が空いて不安なところは、任意で留めていきます。
※合わない場合は、無理に合わせようとしなくて大丈夫です。
袖が合わない場合は袖口側へ
脇が合わない場合は裾側へ
出すようにしてもOKです。

脇下は急なカーブ、さらに脇線は斜めの地の目ですので
流動的で、合わせにくく感じてしまうかもしれません。

広い平面上のところに置いて、生地を無理やり伸ばすことなく、自然に合わせていきましょう。

洋服作り
ブタチラ見

脇下カーブ

ピンが打てたら、縫っていきます。

まずは本縫い、出来上がり線を縫っていきます。
袖から出発し、切り替えを乗り越え、カーブを通って、脇から裾へ
長い道のりのはじまりです。

縫い代は1㎝、ミシンのスケールで確認しつつ縫います。

カーブは、急な曲線になっているので、
心配な場合はあらかじめ案内線を引いておくと、目安になります。

洋服作り
洋服作り

多少、前後身頃がズレてしまったり、
縫い代が1㎝のところ、少し多くなったり少なくなったり、怪しいところもあるでしょうけれど
まあ1㎝くらい(#^^#)という軽い気持ちでゆっくり縫っていきましょう。

次にジグザグ縫い。裁ち目の処理をしていきましょう。
※ロックミシン使用の場合は、余分なところや、ぬいしろまがまちまちなところを修正しながら
前見頃を上にしてかけていきます。

ジグザグ縫いは、どのパターンでもいいのですが、
脇下のカーブが急なので、
縫い目縫い幅大きめ縫い目に寄せて
さらに、急カーブは、直線の状態にしてジグザグをかけます。

㊧出来上がりを縫ったところ

洋服作り

㊨ジグザグ縫いをかける前の状態⤴

ブタぶひ

伸ばす

ジグザグ縫いができたら、ほつれ防止の直線縫いも加えておきます(大きめの目で)。
カーブを直線にして、ジグザグを縫ったので、少しだけ縫い代部分を伸ばすことができました。

洋服作り

元のカーブに戻したとき、少し波打った状態になっています。

洋服作り

余計な糸くずやはみ出した布部分などをカットし、縫い代を整えます。

洋服作り
ブタおっけい

アイロンの技

直線の状態でジグザグで縫ったので、少し伸ばすことができました。
さらに伸ばしていきます。

まずは脇下を、直線になるようにアイロンをかけます。
無理やり引っ張るのではなく、
出来上がり線はそのままに、縫い代部分のみ直線に近づけるように
アイロンをかけます。

洋服作り

次に、本体をもとの形に置きなおして、
写真のように、縫い代を本体側へと倒していきます。
(※後ろ身頃を上にした状態で)
もともとの長さが足りないので、きれいにぴったりと折り倒すことは、難しい部分です。
縫い代を伸ばしながら、ほかの部分に変なシワが寄らないように気を付けながら
両脇を、袖から裾へ(右側)、裾から袖へ(左側)とかけていきます。
縫い代が多く、きれいに折り倒せない場合は、無理せず、
縫い目部分のみにアイロンをかけておきます。

洋服作り

表に返して、アイロンで押さえます。
中に入った縫い代が、黄色の点線の部分になっています。
実際は、なかなかここまでうまくはいかず、
長さが足りないため、しわになってしまうことも多いです

洋服作り
ブタぶひ

袖口と裾

あとは、袖口と裾で完成です。

洋服作り

袖口を折り直し、ミシンをフリーアーム(筒縫い機能)にして1周縫って仕上げます。
裾も、アイロンで三つ折りにしたら、1周縫って完成です。

洋服作り
洋服作り

衿ぐりは、お好みで♪

夏用で、洗濯も多いからなーと思い、衿ぐりもステッチかけました。
もしも表にステッチを出したくない場合は、まつり縫いなどで、
肩、前後中心部分を軽く縫い留めておくだけでも、洗濯には耐えられますので
参考にしてみてください(;^ω^)

洋服作り
ブタいえい

最後少し駆け足になってしまったか…と反省しています。
あまりに早く夏が来て、一日も早く仕上げたいだろうなぁと思うがゆえ(#^^#)
ということでお許しいただけたらと思います。

洋服作り

この型紙は、1種類作ってもう終わりというわけではありません。
せっかくなのですから、アレンジなども考えながら、何種類か作っていきましょう。

今回のチュニック作りのまとめと、その後は、アレンジ編などお届けしていけたらと思います。
何かご希望のもの、または感想などがありましたら、
お問い合わせフォームよりお気軽にお願いします。
励みになります。

ブタひまわり

暑い日が続きます。
ゆっくりとお過ごしください。

ではまた♪

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