また暑い夏がやってきました。
今日も35℃越え・・・💦
家に閉じこもっていました。
今回で、チュニックも終わりになります。
回を重ねて、12回の大作となりました。
それでも伝えられないことも多くあり、ちょっと残念に思ったりしましたが
それはまた別バージョンでやれたらいいかヽ(^。^)ノと思っています。
それでは、はじめましょう。
脇下を縫っていく
ここまでの成果のほどを確認しながら、いったん床など広い場所に平置きして、みてみましょう。
よく頑張ってきましたね(#^^#)あともう少し。
矢印のとおり、袖下から裾に向かって、ぐるりとミシンをかけていけばよいのです。
なるほど(#^^#)
縫い代は1㎝で、ミシンのスケールに合わせて縫い進めます。
脇下のところが、多少きつめのカーブになっていますが、
ゆっくりと慎重に進んでいけば大丈夫です。
楽勝なのはここまで(・_・;)
この後、縫い代にジグザグをかけ、アイロンをかけて表に返していきます。
その過程を今回の最後の目玉としたいと思います。
脇下のワナ
写真を見てください。
㊤
身頃を中表に合わせて(前と後ろの身頃が表側通しで向かい合うように合わせます)
袖下、脇と合わせたところです。
出来上がり線は、赤となります。
裁ちきり線(布をカットしたところ)は、黄になります。
長さをくらべてみると、赤>黄となります。
㊦
こちらは、完成したものです(表側)。
出来上がり線(赤)は、変わりませんが、
裁ちきり線(黄)は、中に入った分、出来上がり線よりも長さが必要になってしまいました。
このまま何も考えずに縫い進めていくと、仕上げたとき、中でツレてしまったりします。
すっきりと仕上げるためには、裁ちきり線(黄)を伸ばす必要があります。
袖付けのないこのような洋服の場合、袖付けない!らっくらくーーーと思いがちですが
このような落とし穴が待っています(#^^#)
でも大丈夫!カーブ対策もばっちり(#^^#)
しっかりとやっていきましょう。
脇縫い
身頃を中表に(前見頃と後ろ見頃を表側が向き合うように)合わせます。
袖ーカーブの脇下ー脇へと進み、裾まで縫っていきます。
まずは合わせて、ピンでとめていきます。
特に、袖と身頃の合わせた切り替え部分は、しっかりと合わせます。
ピン打ちの順は以下のようです。
1袖下の切り替え部分を合わせます。
2袖口を、折り目は開いて合わせます。
3裾を合わせます。
4脇を裾から順に、5まで留めます。
6あまりのカーブのところを留めていきます。
間が空いて不安なところは、任意で留めていきます。
※合わない場合は、無理に合わせようとしなくて大丈夫です。
袖が合わない場合は袖口側へ
脇が合わない場合は裾側へ
出すようにしてもOKです。
脇下は急なカーブ、さらに脇線は斜めの地の目ですので
流動的で、合わせにくく感じてしまうかもしれません。
広い平面上のところに置いて、生地を無理やり伸ばすことなく、自然に合わせていきましょう。
脇下カーブ
ピンが打てたら、縫っていきます。
まずは本縫い、出来上がり線を縫っていきます。
袖から出発し、切り替えを乗り越え、カーブを通って、脇から裾へ
長い道のりのはじまりです。
縫い代は1㎝、ミシンのスケールで確認しつつ縫います。
カーブは、急な曲線になっているので、
心配な場合はあらかじめ案内線を引いておくと、目安になります。
多少、前後身頃がズレてしまったり、
縫い代が1㎝のところ、少し多くなったり少なくなったり、怪しいところもあるでしょうけれど
まあ1㎝くらい(#^^#)という軽い気持ちでゆっくり縫っていきましょう。
次にジグザグ縫い。裁ち目の処理をしていきましょう。
※ロックミシン使用の場合は、余分なところや、ぬいしろまがまちまちなところを修正しながら
前見頃を上にしてかけていきます。
ジグザグ縫いは、どのパターンでもいいのですが、
脇下のカーブが急なので、
縫い目縫い幅大きめ・縫い目に寄せて
さらに、急カーブは、直線の状態にしてジグザグをかけます。
㊧出来上がりを縫ったところ
↓
㊨ジグザグ縫いをかける前の状態⤴
伸ばす
ジグザグ縫いができたら、ほつれ防止の直線縫いも加えておきます(大きめの目で)。
カーブを直線にして、ジグザグを縫ったので、少しだけ縫い代部分を伸ばすことができました。
元のカーブに戻したとき、少し波打った状態になっています。
余計な糸くずやはみ出した布部分などをカットし、縫い代を整えます。
アイロンの技
直線の状態でジグザグで縫ったので、少し伸ばすことができました。
さらに伸ばしていきます。
まずは脇下を、直線になるようにアイロンをかけます。
無理やり引っ張るのではなく、
出来上がり線はそのままに、縫い代部分のみ直線に近づけるように
アイロンをかけます。
次に、本体をもとの形に置きなおして、
写真のように、縫い代を本体側へと倒していきます。
(※後ろ身頃を上にした状態で)
もともとの長さが足りないので、きれいにぴったりと折り倒すことは、難しい部分です。
縫い代を伸ばしながら、ほかの部分に変なシワが寄らないように気を付けながら
両脇を、袖から裾へ(右側)、裾から袖へ(左側)とかけていきます。
縫い代が多く、きれいに折り倒せない場合は、無理せず、
縫い目部分のみにアイロンをかけておきます。
表に返して、アイロンで押さえます。
中に入った縫い代が、黄色の点線の部分になっています。
実際は、なかなかここまでうまくはいかず、
長さが足りないため、しわになってしまうことも多いです
袖口と裾
あとは、袖口と裾で完成です。
袖口を折り直し、ミシンをフリーアーム(筒縫い機能)にして1周縫って仕上げます。
裾も、アイロンで三つ折りにしたら、1周縫って完成です。
衿ぐりは、お好みで♪
夏用で、洗濯も多いからなーと思い、衿ぐりもステッチかけました。
もしも表にステッチを出したくない場合は、まつり縫いなどで、
肩、前後中心部分を軽く縫い留めておくだけでも、洗濯には耐えられますので
参考にしてみてください(;^ω^)
最後少し駆け足になってしまったか…と反省しています。
あまりに早く夏が来て、一日も早く仕上げたいだろうなぁと思うがゆえ(#^^#)
ということでお許しいただけたらと思います。
この型紙は、1種類作ってもう終わりというわけではありません。
せっかくなのですから、アレンジなども考えながら、何種類か作っていきましょう。
今回のチュニック作りのまとめと、その後は、アレンジ編などお届けしていけたらと思います。
何かご希望のもの、または感想などがありましたら、
お問い合わせフォームよりお気軽にお願いします。
励みになります。
暑い日が続きます。
ゆっくりとお過ごしください。
ではまた♪
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