今年も夏のパジャマを作りました…今さら???
5月くらいから、作ろう作ろうと思いながら、もう7月💦
どこもかしこもユルユルで、衿ぐりなんかガバット開いて
自分仕様のダブルガーゼのパジャマができました。
柄は…あるものだから仕方なし。
衿ぐりも…見返しにしたらよかったのだけれど…。
これで今年は乗り切ります(^_^)v


今日はちょっといつもと違う話を書きます。
洋裁の話には変わりないけれど、
少しだけ深いところにある気持ちです。
ここは私の場所。
だから、今日はいい人を卒業して、本音で…
本音に少しだけ近づけて書きます💦

心の講座が苦手な私が、洋裁に込めている想い
「洋裁は暮らし」──ずっとそう言ってきました。
でもそれは、
「洋裁は癒しです」とか、
「魂を整える手仕事です」とか、
そういう方向には持っていきたくはないのです。
私にとっての洋裁は、もっと生活に根ざしたもの。
ごはんを炊くようにミシンを踏み、洗濯物を干すように布を裁つ。
特別な意味なんてなくてもいい。
最近よく見る
「心を解放しましょう」
「本当の自分に気づこう」みたいな講座。
あれが、私はどうにも苦手で。
もちろん、必要としてる人がいるのはわかります。
実際に救われたという人もいるでしょう。
でも、あれを“正解”みたいに言われると、しんどくなる。
つい、うんざりしてしまうのです。
「心を開いてください」──これ、もう無理。
「はいはい、出たよまたそれ。」
心を開けって、正直、開きたくない扉だってありますよね。
言われたからってすぐ開く扉なら苦労しないし、
こっちはこっちで、自分のことをなんとか折り合いつけて、日々生きて。
それでも洋裁はやってきました。
日々を縫い合わせて、なんとか暮らしてきました。
せめて、洋裁だけは“心”から切り離して、静かに向き合いたいのです。

お気持ち表明っている?
あとね──
言い訳をこねくりまわす時間がどうも苦手。
「だって、私こういう事情があって…」
と、ご自分の事情やお気持ちを延々と語ってくる人
※これをお気持ち表明と呼んでいます(*^_^*)
……うん、それで?って・・・。
生きていれば大変なことだらけ。
でも、それを盾にしてぐいぐいこられると……もう、勘弁してほしい。
人に寄り添う気持ちはある。
でも、心の奥の奥まで踏み込むつもりはないし、
踏み込まれたくもない。
そっと寄り添うことと、無遠慮に入り込むことは違う。
そして、私はその“違い”をちゃんと守っていたい。

私が好きなのは、
「つらかったよね」って一緒に泣くことじゃなくて、
「まあ、しょうがないよね」って笑い飛ばす力の方。
たとえ不器用でも、どこかズレていても、
それでも自分の手で何かをつくってみる事で、生きる力にしていくこと。
その“たしかなもの”に、いままでずっと助けられてきました。
だからただ、自分の言葉で励まし、自分の力で歩いて行くしかないのです。

やっぱり洋裁は孤独だから
とはいえ一人では寂しすぎるし、
心の持ちようは、生きることに左右されやすいから
せめて!
みんなで集うことは必要なんじゃないかとは思います。
みんなで一緒に何かをつくって、
「できたね」「いい感じじゃない?」って笑い合う時間は、
やっぱり私にとって、何よりの喜びです。
心なんて開かなくてもいい。
でも、何かを一緒に作って笑える日があるなら、
それはきっと、すごく豊かで、あたたかい時間──
……と、ちょっといいこと言った風に締めましたが、
本音を言えば、みんなでおやつ食べながらしゃべってる時間がいちばん好きです。

さてと!ついに梅雨明けしました。
これから長い夏が続きます。
いったい私は、この夏を生きて乗り切ることができるのだろうか…
これが今うちの教室でのトレンディパワーワードになってます。
しっかり生き延びて、今年こそ、秋らしい秋を迎えたいものです。

ではまた♪
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