ファスナーがつけることができたら・・・
ハンドメイドの幅が広がります
小物ならば、ポーチやバック、洋服ならスカートやワンピース
今回は、ファスナーについて考えます
ファスナーの長さ
ファスナー、と言っても色々な種類があります
材質、色、長さ、用途によって使い分けるのですが、
それ全部覚えないとダメ?
いいえ、そんな必要ありません(もちろん知っているに越したことはありませんけどね)
一度におぼえようとしなくても
ひとつひとつ、実際に作りながら、これはこれ、と自分なりに理解していった方が
結果的に、無理なくおぼえられるように思います
基本的なファスナーの名称はさておき(※これもおぼえなくても何とかなる(笑))
表示サイズの事は、頭に入れておきましょう
- 上止(ファスナーが、それより上に行かないようにするためのとめ具)
- 下止(同じく、下に行ってしまわないようにするためのとめ具)
務歯(エレメント)の上と下にあることで
ファスナーが務歯を越えて、外れたりしないように止めています
この上止と下止の間が表示サイズとなっています
『20㎝』と表示されているものは、この間が20㎝になります
また、出来上がりサイズは、上下共に、耳(※上耳下耳下図参照)の真ん中あたりになります
通常、上下止めの3~5㎜ほど離れたところになります
ファスナーの縫い付け場所
小物などの場合、左右のテープ、ほぼ真ん中あたりに、縫い目が来るようにします
テープをよく見ると、折り目の流れが変わっている境目があります
多少の違いはありますが、この境目を目安にしていきましょう
ミシンの押さえ
ミシンの押さえは、これもいろいろあります
買った時についているものもいくつかありますし
オプションのものもあります
ファスナー押さえは、たいていの場合、最初からついていることが多いようです
見たこともない!という人は、説明書の袋の中や
ミシンの内部にある隠しスペースをさがしてみてください
基本の押さえの他に、ファスナー押さえ、ボタンホール用など
いくつか入っているはずです(笑)
ファスナー付けに使用するのは、
基本の押さえ、または、ファスナー付け専用押さえとなります
準備~針落ちの位置
ファスナーを付ける前に確認することがあります
ミシンによって多少の表示の違いはありますが、
針落ちの位置を、変えることができます
基本の押さえを見ると、楕円形の穴があります
中央に針を落とすか、左に寄せるか、選ぶことができます
これによって、基本の押さえでファスナーを付けることができます
小物のファスナー付けの場合は、基本の押さえでファスナーがつきます
縫い目を、務歯にギリギリ寄せたい、という場合には
(例えば・・・スカートのファスナー付けなど)
専用の押さえに交換します
もちろん、中央固定というミシンもあります
その場合には、ファスナー付け用の押さえを使用します
くらべてみた
布の上にファスナーを置き、基本の押さえを下ろします
ファスナーの務歯と押さえの端とを合わせます
押さえと務歯が離れないように注意しながら、ゆっくり縫い進めます
- 基本押さえ・針落ち中央→テープの端を縫う
- 基本押さえ・針落ち左側→テープの中央あたりを縫う
どちらも基本の押さえを使用しているので
針落ちの位置を変えることで、縫い幅を変えることができます
針落ちの位置を変えられないミシンの場合には
ファスナー付け専用の押さえを使って、注意してぬいます
押さえの左側がないので、左に寄り気味になるのを注意します
工業用でやってみた
工業用・職業用のミシンの場合は、針落ちの移動機能は付いていません
が、押さえ自体が、家庭用のものより狭くなっているので
ちょうどファスナーの中央あたりを縫えるようになっています
専用の押さえで縫う場合は、幅に注意して縫います
左押さえがないので、幅は自由に自分で決められる分
少し不安定になり、難易度upです
まとめ
今回は、小物やバックなどによく使用される
金属ファスナーを例に、いろいろと考えてみました
基本の押さえを使って、針落ちの位置を確認し、
まずは、一度ファスナーを付けてみましょう
テープの色も豊富ですし、務歯もシルバー、ゴールド、アンティークなど
また、引手の種類もたくさんあるし、後付けできるタイプもあります
自分で共布で引手を飾ってみたり
いろいろ広がりますね
次回は、実際の付け方をやりますからね(^_-)-☆
楽しみにしていただけると嬉しいです
ではまた♪
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