布には縦と横があります
洋服や小物、何かを作ろうと考えた時、
その布が縦方向はどちらなのか、把握しておくことが大事です
ほんの小さなハンカチでも、布製である限り、縦と横があるのです
もちろんハンカチはのような小さいものは、
縦でも横でもそれほど影響はありません
形も四角ですし、用途も手を拭いたり、汗をぬぐったり
縦横を知らなくても何ら問題はありません
しかし、布の特性を掴んでいれば、縦横がすぐわかるようになります
まずは布をよく知って、これからの物づくりに役立てましょう
布ってどうなってる?
布は、このように反物になっています
あらかじめ幅は決まっていて、1m布を購入すると、
- 90㎝幅のものなら 0.9×1
- 110㎝の幅のものなら 1.1×1
- 180㎝幅のものなら 1.8×1
となります(※それ以外の幅のものもあります)
両端はミミになっていて、ほつれたりしません
このように少し固くなっていたり、ポツポツと穴があいていたりします
必要分をはかって、横方向にカットします
縦に切ってほしい!ということは、普通はできません
実線矢印↕ が縦方向となります
点線矢印↔ が横方向となります
点線矢印↗ がバイヤス方向となります
それぞれの矢印の両端を持って左右に引いてみると、その特性がわかります
縦は、伸びにくく、横は、縦に比べて少し伸びます
洋服などでは必ず縦方向に裁断することが大事です
バイヤスは、縦横同寸をむすんだ斜めの方向となり、伸び率は高いです
バイヤステープなどはこの方向で作られています
どの布もミミを基準にして、縦、横、バイヤスと決めていきます
小さい布や、ミミがない端布のようなものも、
いつもこの反物状態を想像し、縦と横を考えていきましょう
布の方向がわからないとき
ミミがあれば、反物状態も想像できるし、縦横もすぐにわかります
しかし、端布など、すでにミミが切り落とされてしまい、真ん中部分が残された場合
どのように縦横を決めたらいいのでしょうか
このように、縦も横もほつれがあり、どちらかわからない場合
それぞれの矢印を両方向に引いてみましょう
伸びた方が横となります
縦横が決まったら、同寸でむすんだ線がバイヤス方向となります
それでもわからないとき
布は紙と違って、いろいろな種類や材質があります
伸びやすいものもあれば伸びないものもあります
中には縦横、同じくらいの伸び率というものもあります
そのようなものにぶつかってしまった場合・・・
それはもうどちらでも大丈夫という事になります
自信をもってどちらかに決めてしまうことが大事です
買い物に行こう
「○○mください」
はじめの頃は、そう言って布をカットしてもらうのがどうも・・・
少しだけ、ハードル高いですね
はじめはカットクロスなどを手に取ってみましょう
帯の裏を見ると、品質、規格などが書いてありますので
それらを参考に、手触りなど確かめて、購入しましょう
それぞれの特性を把握し、生かした洋服、小物作りをしていきましょう
最初は迷ってしまうかもしれませんけど、まずは挑戦!
お近くの手芸店へ♪
ではまた♪
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