下糸を準備していきましょう。
前回まで、上糸の準備と上糸の通し方でした。
今回は、下糸に移ります。
糸の準備編でも説明しましたように、
使用する下糸は、必ず上糸と同じ種類のものを使いましょう。
上糸と下糸は基本同じ糸
上糸に使用している糸を、ボビンに巻いて使います。
あらかじめ、各色ボビンに巻いて売っているものもありますが
わりと糸調子が変になりがち!です(-.-)
高スペックのミシンなら、なんとかならなくもない⇦否定の否定(笑)
つまりやめた方が身のため(笑2)
説明書通りに(または、ミシン本体にナンバリングしてあります)糸を通していきます。
糸巻き軸(ボビンの設置場所)は、ミシンによって少し変わってきますが
だいたい同じです。
糸巻き軸の横にあるのは、ボビン押さえで、下糸の厚みを調整できます。
今回は、マックスまで巻きました。
ボビンの穴に、糸を内側からかけ、糸巻き軸にボビンを差し込みます。
糸をつまんだままスタートさせる
⇩
2~3重ほど巻き付ける
⇩
ミシンを止め、つまんでいる糸を切る
⇩
再度スタートさせ、ボビンに糸を巻いていく
⇩
止まったら外す(その後内釜にセットする)
使用するボビンは純正品一択
下糸をミシン本体に設置します。
まずは、ボビンの種類です。
元々ついているボビンを使用することが大事です。
ボビンも種類があります。
必ず、ミシンに付属している(同種類の)ボビンを使用し、
買い足すときは、高さを確認し、純正品の購入をお勧めします。
ジューキ・ジャノメ・トヨタ・シンガー(モナミをのぞく)は、H-1型の11.5㎜
価格:308円 |
ブラザーは、厚型(H-1型11.5㎜)と薄型(H-2型9.2㎜)
価格:320円 |
価格:264円 |
つまり、ブラザーとシンガーは、少しタイプが異なる場合があるので気をつけましょう。
ミシンのためを考えるなら、純正を選んでください。
ミシンの故障を避けるためにも。
糸も針ももちろんですが、ボビンも様々なものが出回っており、中には粗悪品もあります。
それらは価格も安く、お得感もあるようですが
結局糸調子が悪かったりなど、不具合につながります。
ボビンを新しく購入する際には、メーカーを合わせると共に
高さのチェックも忘れないようにしましょう。
ボビンの設置場所
次にボビンの入れ方についてです。
最近の家庭用ミシンは、ほぼ、ボビンを水平に入れるタイプになっています。
以前は、ボビンをボビンケースに入れてミシンの下に垂直に入れるタイプが主流でした。
今も、職業用や工業用などのミシンは、ボビンケースを使用します。
ボビンケースを使うことで、下糸の調子を調整することができます。
家庭用ミシンに見られる水平釜タイプは、糸の調整はできませんが
そのまま水平に入れるだけなので、楽々仕様となっています。
どちらもメリットデメリットありますが、
今回は、家庭用ミシン、水平釜のボビンということで進めていますので
ボビンとボビンケースの関係については
また別の機会に、詳しくお伝えしたいと思います。
さし絵の通りにボビンをセット
ボビンを内釜にセットします。
フタ部分にさし絵がありますので、正しい向きに入れます。
右横のはずみ車を回して、下糸を引き上げます。
上糸と下糸を合わせて、10㎝くらい、
押さえの下から向こう側に引き出しておきます。
※下糸を引き出す際、透明のフタは、開けたままでも閉めてからでもどちらでも大丈夫。
これで下糸の準備が整いました。
上糸と下糸の準備が整いました。
いよいよミシン始動です。
おっと、その前に試し縫い!
ちゃんと縫えるかどうか・・・
正しく糸を通してあれば、ほぼ失敗はありません。
ある程度きれいに縫えるはずです。
- 糸は、適切なミシン用のものを使っているか?
- 上糸と下糸は同じものか?
- 針は新しい(古くない)ものか?
- 布は厚すぎたり、薄すぎたりしていないか?
- ほこりやゴミが内釜やミシン本体内部にたまってはいないか?
これらを確認しながら、まずは縫ってみましょう。
いよいよ本縫いへと入りますヘ(^o^)/
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