家にミシンがあるって、ちょっと嬉しい。でも…動くの?
「ミシン始めてみようかな」と思ったとき、
家の押し入れや物置からひょっこり出てくるのが、
“昔のお母さんのミシン”。
もしくは「これ、大昔にもらったけど全然使ってなかった…」という
“ほぼ新品”なはずのミシン。
思わず「あるじゃん!」とガッツポーズ。
ところが…いざコンセントを差してみると、
「うんともすんとも言わない」
「ブーンとは言うけど、針が動かない」
「糸調子がわけわからん」
なんてこと、ありませんか?
でも大丈夫。
そういうとき、いきなり買い替えるのはちょっと待って。
古いミシンも、ちゃんと手順を踏めば現役復帰できることが多いんです。
今日はそんなお話。

3つのチェックポイントから始めましょう
・コードやプラグに破損がないか
・電源を入れて動くか(音がするかどうか)
・針、押さえ、ボビンなどが正しくセットされているか
特に古いミシンで多いのが、
内部の油切れや糸くずのつまり。
これは人間で言うなら
「肩こりで動きたくない」状態。そりゃ動きません。
この時点で「よくわからん!泣」となった方、
ご安心を。
次のステップで“復活の呪文”をお教えします。

古いミシン、どう復活させる?
ではここから、古いミシンの復活方法を5ステップでご紹介します。
途中、ちょっとした“家庭の医学”的アプローチも入りますが、
難しいことはなし。
ゆっくり順番に見ていきましょう。

<ステップ1:まずは掃除>
ミシンは細かいほこりや糸くずがたまりやすい機械。
特にボビンケースや針板の下、
天びんあたりにホコリがモサッと入っていることも。
まずはカバーを開けて、
掃除機の先端や細筆、つまようじ(!)などでそーっと掃除してあげましょう。
※くれぐれも力任せにガリガリしないで!
<ステップ2:油をさす>
古いミシンは関節がカチカチ。
潤滑油(ミシンオイル)を各可動部に少しずつ注しましょう。
ポイントは「少量ずつ」「余ったら拭き取る」。
※注:サラダ油はNGです!料理もミシンも、油の種類は選びましょう。
<ステップ3:動作チェック>
手動でハンドルをゆっくり回して、
針が上下するか確認。
スムーズに動くようになったら、電源を入れて試運転。
この時点で「動いたー!」となれば、第一関門突破です。
<ステップ4:糸調子の確認>
糸調子、つまり上糸と下糸のバランスは、
古いミシンほど狂いやすい。
ミシン糸を通して、端切れで試し縫いしてみましょう。
・上糸が強すぎると、裏に下糸が出てこない
・下糸がゆるすぎると、上糸が布を引っ張ってしまう
このあたりは“調整しながら慣れる”がコツです。
<ステップ5:もし動かないならプロに診てもらう>
動作しない、または途中で異音がする、コードが切れてるなどの場合は、
プロに診てもらいましょう。
昔のミシンを扱える修理屋さんはまだまだ健在。
しかも「古いミシンのほうが直せる」という声もあるくらい。
もちろん、ステップ1~4をすっ飛ばして、もうすぐプロへってのも案外近道かもね💧
→あるある💦
ネットで「ミシン 修理 〇〇市」で検索してみてください。案外近くに頼れるお店があるかも。
ちなみに私がいつもお世話になっているミシン屋さん。
仕事は早いし、感じもいい。助かっています。
よろしければ(*^O^*)
tetetta ミシン工房 ※全国対応しています。

まとめると・・・
家に眠っていたミシンが「使えるかも?」と思った瞬間のワクワク。
その気持ちを活かして、
掃除して、油を差して、試してみることから始めましょう。
古いミシンだからといって使えないとは限りません。
むしろ、昔のミシンは頑丈で、直して使う価値が大いにあります。
- ポイント:
・動かなくても、慌てて買い替えない
・掃除と油で驚くほど回復する場合あり
・糸調子は気長に練習
・それでもダメならプロにお願いしてもOK
→もちろん最初からでも(^_^)v
・「ミシンは一度壊れたら終わり」ではありません!

~あなたのやり方や質問をお寄せください~
「この前出てきたミシン、SINGERって書いてあるけど使える?」
「針が刺さらないんですけど…」など、何でもOK。
「おばあちゃんの形見だけど、ちょっと不安で…」なんていうエピソードも大歓迎です。
コメント欄やDMで、あなたのミシンとの再会ストーリー、聞かせてくださいね。

やっと春がやってきて、これからあっという間にあの猛暑がやってきます。
家で過ごすことも多くなってくるかもしれませんね。

そんな時にミシンでも踏んで、何か作ったりして
楽しみを見つけていきましょう(*^O^*)

ではまた♪
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