縫い代は「形」だけでは決まらない

これまでの記事では、縫い代の基本として
1㎝と1.5㎝、そして裾という目安を紹介し、
なぜ縫い代が1㎝と1.5㎝に分かれるのかというお話をしました。
この数字は、必ず頭に入れておいてほしい基本です。
洋服作りの工程では、何度となく出てくる目安になります。
ただし、
直線だから1.5㎝
曲線だから1㎝
と単純に決めてしまうのは危険です。
布は、紙ではありません。
裁断した瞬間から、布は動き始めます。
縮んだり
よれたり
ほどけたり
完成までの工程の中で、少しずつ変化していきます。
だからこそ、
直線+理由
曲線+理由
というように、もう一段階の判断を加えながら、
縫い代を決めていく必要があります。


仕上がりを考える
布にはさみを入れた瞬間から、布は変化をはじめます。
特に曲線部分は、1㎝の縫い代を付けたとしても、
作業の途中で少しずつ形が変わっていくことがあります。
この部分は、仕上がったときにどこになるのか。
どのように見える部分なのか。
★完成を想像する
裁断の段階から、仕上がりを予想しておく必要があります。
仕上がりを意識しておくことで、
縫い代を少し多めに取るのか、
基本通りにするのか、
判断しやすくなります。

★工程を考える
工程も、見落とせないポイントです。
洋服作りは、いくつもの工程に分かれています。
肩を縫って
ロックミシンをかけて
袖を付けて
衿ぐりを始末して
この順番の中で、布は何度も動かされます。
曲線の1㎝の縫い代は、
できるだけそのままの状態で作業に入りたい部分もあります。
しかし、工程の都合で先に別の作業をしなければならないこともあります。
そうした工程の順番を考えながら、
縫い代が変化しないかどうかにも気を配る必要があります。
★布を考える
布の性質も、大きな要素になります。
例えば、厚い生地の場合。
1㎝の縫い代では、重なった部分がごろつきやすく、
きれいに仕上がらないことがあります。
そのため、少し広めに縫い代を取り、
あとでカットして整えるという判断をすることもあります。
また、ほどけやすい生地の場合も同じです。
曲線部分を1㎝で裁断しても、
作業を進めるうちに、端がほつれてきてしまいます。
気づくと
0.8㎝
0.7㎝
と縫い代が少なくなり、
作業もしにくく、強度も不安になります。
さらに、パーツが多いデザインの場合も注意が必要です。
切り替えが多く、何度も縫い合わせる服では、
縫い代が少ないと調整が難しくなります。
このような場合は、
少し多めに縫い代を取り、
工程の中で整えていく方が安心です。
このように、布の厚さや性質、
デザインの複雑さによっても、
縫い代の取り方は変わってきます。


まとめ
このように、縫い代は単純に
1㎝か1.5㎝か
だけでは決まりません。
形
仕上がり
工程
布
こうした要素を考えながら、
総合的に判断していきます。


ただ、この判断を毎回ゼロから考えるのは、
やはり大変です。

つまりどういうこと?
布によってそれぞれってこと?
難しい・・・
ですよね・・・。
全部わかったらそりゃ便利だけど。
それに、例えばこんな場合とかあんな場合とか、
いろいろあっておぼえられないし、
複雑すぎない?
そう感じたと思います💧
そこで今、
迷ったときにすぐ見返せるような
小さなガイドとしてまとめています。
もう少し整理できたら、
あらためてご案内しますね。
手元に一枚あると、判断がぐっと楽になるものになりそうです。

coming soon\(^_^)/
ではまた♪

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