前回の記事では、縫い代の基本として
1㎝と1.5㎝、そして裾という目安を紹介しました。
では、なぜ縫い代は1㎝と1.5㎝に分かれるのでしょうか。
この理由が分かると、ただ覚えるのではなく、
自分で判断できるようになってきます。
曲線と直線の違い
縫い代を決めるひとつの目安が、
曲線か直線かという違いです。
衿ぐりや袖ぐりは、丸みのある曲線です。
一方、肩や脇は、比較的まっすぐな直線に近い形です。
曲線部分は、縫い代が広いと扱いにくくなります。
縫い代が余ってしまい、きれいに落ち着かなくなるためです。
そのため、曲線は1㎝程度の縫い代にすることが多くなります。
反対に、直線部分は縫い代が少し広くても問題ありません。
むしろ、ある程度の縫い代があった方が安定し、調整もしやすくなります。
そのため、肩や脇などは1.5㎝程度にすることが多いのです。


これだけでは決まらない
ただし、縫い代は単純に
曲線だから1㎝
直線だから1.5㎝
と決められるわけではありません。
布の厚さ
仕立て方
デザイン
工程
こうした条件によっても、縫い代は変わってきます。
例えば、厚い生地やほどけやすい生地の場合、
直線であっても1㎝の縫い代では不安なことがあります。
裁断の段階でズレやすかったり、
作業中に縫い代が減ってしまうことがあるためです。
このように、すべての条件を考慮しながら、
縫い代を決めていく必要があります。

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曲線か直線かは、あくまで判断のひとつの目安です。
すべてに当てはまるわけではないことも理解しておきましょう。
この「もうひとつの考え方」が分かると、
縫い代の理解がぐっと深まります。

次の記事では、
縫い代を決めるときに考えていることを、
もう少し具体的に解説していきます。
少し慣れてくると、
縫い代を見るポイントが、少しずつ分かってきます。
「なぜそうするのか」が分かると、
判断の精度がぐっと上がってきます。

GWがはじまっていますね。
天候はいまいち定まらない感じではありますが
近場へお出かけ♪というのも良さそうですね。
ゆっくりお過ごしくださいね。
ではまた♪


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