型紙を作るとき、縫い代をあらかじめてつけて作るのか
それとも出来上がりで作って、裁断の時に縫い代をつけるのか
本によって、縫い代付きもあればなしもある
悩みませんか?どっちがいいかわからない・・・
![ブタぶひ](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2020/09/b-hatene.jpg)
結果は、どちらでも自由!です
どちらが正しいとかもないし、また、どちらかに決めることもないし
自分のやりやすい方でいいのです
でも!
どちらでも・・・それが決められないから悩んでる!ですね
洋裁ってどちらでもいい事がホント多いですね
とにかくどちらかに決めてほしい!これもよくわかります
縫い代つけるつけない問題を考えてみたいと思います
私は、つけない派です
派があるとしたらですが(笑)
型紙は、縫い代なしの方が使いやすいです
自分で縫い代を好きなように設定もできるし
出来上がり線をイメージしやすい
衿やポケットなど細かいパーツは、必ず出来上がり線が必要で・・・と
あれこれ理由はあるのですが、
※もちろん自論です
私が型紙なしを進める理由は、次回書きたいと思います
![ブタかりかり](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2020/09/b-write.jpg)
今回は、型紙あるなしのメリットデメリットについて
4種類のやり方に絞って書いていきたいと思います
くらべてみよう
縫い代を入れた場合と入れなかった場合
どのような違いがあるのかくらべてみました
書くのが○、書かないのは×
所要時間と縫いの難易度は数字にしてあります
![型紙](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/02/pattern6b.png)
所要時間がかかる方から5~2、難易度も難しい方から5~2にしました
どれも合計7~8ポイントで同じくらいです
※個人的な見解になります
熟練度にもよりますので、初心者の人と中上級者の人とは難易度も変わってきます
楽に縫いたいのであればdで
所要時間を短くして早く仕上げたい中上級者の人はaで
それぞれ使い分けていただけたらと思います
![型紙](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/02/pattern6a.png)
合印・ノッチ・・・洋服などを作るとき、パーツとパーツを合わせる際の目安となる印の事を合印といいます
その印をすることをノッチ(切り込み)と言っています
![ブタきらきら](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2020/09/IMG_1923.jpg)
それぞれ見ていきましょう
縫い代込みaタイプ
出来上がり線・縫い代線、両方書かない 合印は入れる
縫い代は型紙についています
型紙を乗せたらまわりをカットします
必ず合印は入れます
合印は、きれいに正確にすばやく仕上げるためには、
大事な作業であり、必ず必要なものです
出来上がり線・縫い代線を書かないやり方であっても入れます
![型紙](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/02/patterna.jpg)
![型紙](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/02/patterna1.jpg)
所要時間は大幅に短縮できます
型紙を乗せたら、その周りをカットし、合印をしたら完成ですから
あっという間です
![ブタ大丈夫](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2020/09/b-ok.jpg)
型紙を外すと、ノッチだけ入ったものになります
ちょっと心細い気もしますが
余計な線がなくてスッキリしています
縫いは、少し難易度が上がります
正確にカットすることは大前提で、さらに指定の縫い代で正確に縫っていくことが大事です
縫いに慣れた中上級者向けです
特に、プロの縫製士は、合印のみで正確に縫いあげます
縫い代込みbタイプ
縫い代線は入れずにカットし、出来上がり線はチャコペーパーで
合印・ノッチも入れる
縫い代は型紙についています
型紙を乗せたら、縫い代線は入れずに、まずまわりをカットします
その後、出来上がり線をチャコペーパーを使って書き、合印を入れます
![型紙](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/02/patterna.jpg)
![型紙](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/02/patternb.jpg)
![型紙](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/02/patternb1.jpg)
![型紙](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/02/patternb2.jpg)
出来上がり線の印に、少し時間がかかります
チャコペーパーを使って焦らず慎重に、印をしていきます
![ブタぽ](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2020/09/b-po.jpg)
縫いは、aタイプに比べて易しくなります
縫い代なしcタイプ
出来上がり線は入れずに、縫い代線・合印・ノッチを記入
縫い代を付けない型紙です
型紙を乗せ、まわりに指定の縫い代を書いていきます
定規などで測りながらですので、少し時間がかかる作業です
![型紙](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/02/patternc.jpg)
出来上がり線は入れないで、合印を頼りに縫うので(aタイプと同じ)
難易度は上がります
![型紙](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/02/patternc1.jpg)
![ブタじー](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2020/09/b-look.jpg)
縫い代なしdタイプ
出来上がり線、縫い代線両方記入
縫い代を付けない型紙です
全て記入します
合印ももちろん入れます
- 型紙を乗せる
- まわりに縫い代を書く
- まわりをカットする
- 出来上がり線を書く
- 合印を入れる
![型紙](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/02/patternd.jpg)
![型紙](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/02/patternd1.jpg)
![型紙](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/02/patternd2.jpg)
![型紙](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/02/patternd3.jpg)
![ブタいえい](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2020/09/b-yay.jpg)
時間はかかりますが
印が全部してあるので、縫うのは楽です
印に沿って縫っていきます
なぜ
そんなに変わらないなら、なぜ縫い代付きとなしとがあるのでしょうか
時短が一番とは思いますが、正確に縫えば、裁断すればという条件付きになります
![ブタぶひ](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2020/09/b-etto.jpg)
工場などでは、aタイプが主流
裁断はプロ→縫製もプロ
サイズ調整はなし
一般では、b,c,dタイプで選ぶ
裁断は(初心者から上級者まで)いろいろ→縫いもいろいろ
サイズ調整も人それぞれ
とにかく時間を短縮したい
サイズ調整のしたいから
縫い上がりをイメージしたい
縫い代の付け方がわかる
自分で付けた方が覚えやすい
途中で見直したくないから全部印付ける
・・・・・・・
などなど、縫う人のやり方やスキルによって大きく変わってくるのです
いろいろなやり方があり、いくつもの正解があります
時短を目指したいなら、aタイプで進むし
ていねいにゆっくりやりたいなら、まずはdタイプからはじめてみたらいいのではないでしょうか
まとめ
それぞれの方法と難易度などを挙げました
それだけでは、判断できない面は多々あります
ほんの一例として、これから型紙を作る一つの目安となったらいいなと思います
![型紙](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/02/patterne.jpg)
自分に合ったやり方を見つけていけばいいのです
また、aタイプbタイプと、はっきりと分けるのではなく
洋服の種類やパーツによって使い分けるのもいい方法です
かんたんな直線部分は、合印だけで縫ってみよう
難しい衿や袖は、しっかり全部印をしよう
柔軟性を持って取り組んでいけばいいのではと思います
![ブタはい](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2020/12/butayes.jpg)
まずはやってみましょう!
ではまた♪
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