切り抜いてそのまま使える型紙シリーズ第三弾~フレアーブラウス作り後半です。
日本ヴォーグ社の型紙BOOK フレアブラウス for Women NV22058 価格:480円 |
前半は、肩を縫い合わせ①、見返し②を付けました。
ジグザグミシンで始末するやり方も同時にお話ししました。
ジグザグだけでは心もとない縫い代も、もう一本、本縫いを入れることで
だいぶしっかりとしてきます。
少し手間ですが、ジグザグミシンからの流れでそのまま座ったままの作業ですので
より時短にもなるし、縫い代強化にもつながっていく(*^_^*)
今回は袖付けになります。
袖付けは合い印からはじまる
直線どうしの縫い合わせなら、合い印は、ただの目安的なものであっても
袖付けとなると、必須となります。
しっかりと合い印を確認し、前回の袖付けのやり方を参考に縫い付けていきます。
まずは袖山・前後の合い印を合わせ、さらにその中央を合わせていきます。
たるみの分量などに注意し、そのまま縫い付けていきます。
脇から袖下を縫っていく
脇から袖下まで(④)続けて縫い、ジグザグミシンをかけます。
最後に、試着して⑤の袖丈・裾丈を確認してから、それぞれを縫い上げます。
わりとゆったりめ、袖丈長めのデザインですので、そのあたりを確認していきます。
特に袖丈は、決まっていて変更なしの場合は、
袖下を縫う前にアイロンで三つ折りしておくと、便利となります。
筒の状態でやるよりも、平面の時に折り目だけでも付けておくといいですね。
袖
袖は規定の長さで仕上げ、少し長めだったので、1㎝のタックをつまみました。
1㎝のタックで-2㎝、それを2本で2×2=4㎝と袖丈を4㎝ほど短くしました。
ほど・・・
厳密には4㎝よりも短めになっていると思います。
1㎝で縫ったつもりでも、少し大きめになってしまったところと
タックの折り返しで多少の誤差が生じたであろうというところです。
タック2㎝を作る場合は、縫いずれや布の厚み、折り返しの余裕分など考慮し、
1㎝で縫うところを8~9㎜程度に控えめに縫うことが大事です
この方法だと、仕上がってからでも袖丈の変更が容易ですね。
縫ってほどいてという手間もないですし、それにちょっと可愛い感じ♪
裾
裾は、三つ折りして仕上げます。
この形の場合、脇付近が曲線になっているところを注意します。
左右対称を意識します。
- 中央あたりは直線
- 脇に向かって緩いカーブになっている
つまり・・・
- 中央付近は、真上に折り上げる
- 左右は、斜めに折り上げる
- 脇線は、合わせる
左右対称であることを意識します。
さらに、脇線が斜めなので、裾線の長さが異なります。
そのまま自然の流れで縫いすすめていくと、生地いの行き場がなくなり、余り、そしてよれて、
脇線もズレて、修復不可能状態になります。
こうなると、最後までたどり着けません。
そうならないために、ポイントポイントで合わせることと
途中で小さいタックなどを入れてリセットすることが大事です。
カーブがきついときは、ぐし縫いをして、厚紙などで同じカーブの型を作り
アイロンでていねいに折り上げる方法もあります・・・💧
ただそこまでていねいにやりはじめると、
もうこの形を二度と縫いたくなくなる!ですよね(*^_^*)
直線部分はまっすぐ折り上げ、残りの曲線は、左右対称に折り上げていく。
脇線はしっかり合わせ、縫いきれない余った部分は、早めにタックにして散らす。
これさえ守って練習を重ねていけば、要領もつかめてきて
タックの分量がだんだんと少なくなっていくことと思います。
何も疑うことなく、LLサイズで作ったのですが、やはり少し大きかったようです。
Lサイズでよかったかなぁという印象です。
ふだんLLサイズの人はたぶんLサイズ
それ以上の人も、ゆったりめなので、意外と許容範囲広めです。
これからの季節、ぴったりなデザインかと思います。
布を工夫したり、下に着るものなどを考えると、
年間通して着ることができるのではないでしょうか。
時間のあるときに、作ってみてほしいです。
意外と時間もかからずに、もちろん手間も思ったほどでもなく仕上げることができます。
連休は、どうやらいいお天気のようですね。
ウチは、また東京・神奈川支社のみなさんの襲撃で
きっと瀕死状態で連休明けを迎えることと思います(*_*)
これもまた、幸せなことです。
体調がよくなったから、こんな罰当たりなことも言えるのかな💧
それぞれ家を出て、新しい家族の形に進化したとしても
私の中では、いつまでもこの5人の家族が核となっています。
今年も全員健康で、集まれることを楽しみにしたいと思います。
ではまた♪
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