【洋裁の型紙】型紙の写し方に近道はあるか

型紙 切り抜いてシリーズ

洋裁本に付録で付いている実物大型紙♪
自分で一から書かなくても、写すだけで好みの洋服が作れるなんて!

でもこの型紙が、面倒で難しい・・・とは思いませんか?

本の巻末についていて、
それを本からはぎ取って(笑)広げて、さがして
別紙に写しとって使います

型紙

違うデザインが数種類、サイズもsからLLまで全部が同じ紙面にあるために
線が何重にも引いてあり、ちょっと見ただけでは何が何だかわかりません

私もよく利用していますが、いつも何とかならないかなぁと感じてしまいます

デザインごとに色分けしてあったり
種類の違う点線で分けてあったりして
少しでもわかりやすくと工夫されているタイプもありますが
それでも線の重なりは、変わらずわかりにくいです

大げさではなく、まずは深呼吸して(ため息?)
目を凝らしてじっくり見ないと本当に見分けがつきません

今日は、そんな写すタイプの型紙についてお話していきます

近道は、あるの?

フリクションペンを使います

型紙

熱で消えるペンです(アイロン)
これをうまく使って、ちょっとだけですが、近道していきましょう

え?それだけ?と思う人もいるかもしれません
一方で、あ、そうか!と思う人もいますよね

どちらにしても、ここから先読み進めてもらえたら
せめて、この面倒な作業(◎_◎;)
そのストレスを少しだけでも減らすことができるはずです

順を追っていきましょう

まずは心構え

こうしたらあっという間に写せますよ、という魔法はありません

  1. 型紙の上にハトロン紙(透けるタイプ)などを乗せて、写す
  2. 型紙の下に用紙(何でも可)を置いて、チャコペーパー・ルレットなどで写す

このどちらかの方法しかありません
(大型コピーでもしない限り(・´з`・))

さて、と気持ちを入れ替えてやりはじめるしかないのです
何度もやって慣れていくのです

今回は、1.のやり方を取り上げます
自分が、いつもやっている方法をお伝えしたいだけです
どちらがいいとか悪いとかはありません(^_-)-☆

  • パーツの大きさ・・・小ーー→大
  • パーツの数・・・少ーー→多

慣れるには、まず小物、子供服から大人服へ、小さいものから大きいものへと進めていきます
そして、大人服は、スカートのようなパーツの数が少ないものからはじめる~
少ないものからだんだん多いものへと進めるのがいいと思います

洋裁本

準備するもの

  • 本(実物大型紙の付録付き)
  • 用紙
  • ものさし(定規)
  • ペン
  • 文鎮(重し)
型紙

・・・子ども用スカートなどからはじめてみましょう
パーツも少ないし、小さいのでやりやすいです

用紙・・・洋裁用ハトロン紙(無地、方眼どちらでも)
透け感のいいものを準備します

  • 無地は→方向を自由に設定できるので無駄なく使える
  • 方眼紙→方向が決まっているので、地の目など布の方向を決めやすい

ものさし(定規)・・・洋裁用方眼定規50㎝
薄くて柔らかい、そして方眼になっているものが〇
50㎝は少し長めですが、大人服を作る場合を想定して準備

型紙

ペン・・・製図を写したりするためのもの

シャーペン→細い線をかくため、鉛筆でも可
フリクションペン→アイロン熱ですぐ消えるので、便利、しかも安価

用具

文鎮(重し)・・・用紙を押さえたり、生地などがずれないように押えるためのものです
重さのあるものなら何でも〇

  • 洋裁用文鎮→丸型のもの。重ねられるので、重ねて使ったり、積み上げて保管もできます
  • ペーパーウエイト→デザイン性があって楽しい。洋裁用でなくても重さがあれば〇
  • 代用品→アイロンやカップ、園芸用のストーンなどで代用することもできます
用具

いろいろ書きましたが、すべて用意できなくても大丈夫です
はじめは、家にあるもの、手持ちのもので代用し、
本当に必要だと感じた時に購入しましょう

実践

ではいよいよ実践に移ります

  1. デザインを決める
  2. 実物大型紙のチェック
  3. 型紙のまわりに印
  4. 用紙に写す
  5. カットして記入する
  6. 保管

1.デザインを決める

自分の作ろうと考えているデザインを決め、作り方ページを見てみます
必要事項を確認します

例えば・・・
デザインの番号→№3
型紙の載っている場所→実物大型紙A面
パーツの数→3(自分で数える場合もあり)
縫い代の有無→必要な縫い代が、型紙に付いているかいないか
※また別記事で掘り下げたいと思っています
今回は、縫い代が付いていないものを前提に進めています

型紙

2.実物大型紙のチェック

巻末についている型紙の束を切り離し
ゆっくり開き、目指すデザインの型紙をさがします
うっかりすると失敗するよ(◎_◎;)

型紙
ひきはがす!!!!
型紙
失敗した((+_+))

1.で確認したパーツ数をすべてさがし出します
本によっては、点線に工夫がしてありますので(色分け、種類など)
指示に従ってさがします
デザイン№3→パーツ数3 ----

3.型紙のまわりに印

型紙を見つけられたら、まわりに印をしていきます
フリクションペンを使って、書きます

型紙

後でアイロンでかんたんに消すことができるので、
何度もどんなサイズもデザインも繰り返し使うことができます

  • 矢印↕・・・地の目を表す
  • 合印・・・脇、袖ぐり、ポケットの位置などの印

まわりの印と共に、細かい印も忘れずにします

4.用紙に写す

印を付けた場所に用紙を乗せ、重しなどで固定したら、
定規を使って、まわりを写しとっていきます

型紙

地の目の印、ポケット印、合印など必要な印はすべて写しとります
※もちろん忘れることも多々あり。あとで見直して付け加えたら〇

型紙
透明なハトロン紙
型紙
方眼入り

5.カットして記入する

型紙をすべて写しとったら、用紙を外し、まわりを切っていきます
漏れがないか確認したら、こまごまとした情報もついでに書き入れておきます

  • 名称・・・スカート(かわいい女の子の服p34)
  • 用尺・・・110㎝幅×60
  • パーツ・・・前身頃2枚、後ろ見頃2枚など
  • 縫い代・・・(1)または①など、自分なりのルールで表しておく
  • その他・・・気づいたことなど(裾丈長め等)
  • イラスト・・・簡単な絵

それを見ればすべてわかるように記入しておきます

型紙

6.保管

出来上がった型紙は、まとめてファイルなどに保管します

型紙

元型は、フリクションペンでなぞった線をアイロンで消して
忘れずに、元の本に挟み込み、クリップなどでとめておきます

ここまでやってやっと完成となります

まとめ

面倒な作業ですが、フリクションペンを使うとちょっとだけ楽になります
ちょっとしたを積み重ねてけたら・・・と思います

ブタこたつ

ではまた♪

おまけ・・・今ほしい文鎮⇊(*^_^*)


コメント