〜洋裁を続けてきて、今思うこと〜
最近、ふと立ち止まって考えることがありました。
「どうして私は、洋裁を教えているんだろう」
長く続けてきたことほど、
あらためて言葉にしようとすると、少し難しいものです。
でも、今の自分の場所を一度見つめてみたくて、
少しだけ書いてみることにしました。

うまくできなかった頃のこと
洋裁は、ずっと身近にあるものでした。
でも最初から、すんなりできたわけではありません。
本を見ながら作っても、
同じようにやっているはずなのに、なぜかうまくいかない。
縫い直して、ほどいて、またやり直して。
「これで合ってるのかな」と思いながら、
手を動かしていた時間もたくさんありました。
今思えば、あの頃は
👉何が分からないのかも分からない
そんな状態だったように思います。

言葉にできないものの正体
洋裁って、やっていくうちに気づくのですが、
ただ手順をなぞるだけでは、うまくいかないことがあります。
ほんの少しの力加減や、布の扱い方、
アイロンのあて方、目には見えないちょっとした違い。
そういうものが積み重なって、仕上がりが変わる。
でもそれは、
本にはあまり書かれていないことだったりします。
「なんとなくこうする」
その“なんとなく”の中に、
大事なものがたくさん含まれている。
それに気づいたとき、
これをちゃんと言葉にできたらいいのに、と思うようになりました。

手の記憶を、言葉にする
うまくいかなかった経験も、
遠回りした時間も、
気づけばすべて、手の中に残っています。
それは説明しにくいけれど、確かにある感覚。
でもそれを、
そのままにしておくのではなく
少しずつ言葉にしていく
そうすることで、
誰かの「分からない」が、少し軽くなるかもしれない。
そんなふうに思うようになりました。

今、教室で見ている景色
山梨で「洋裁 碧(あおい)」という教室を開いています。
来られる方は、
「やってみたかったんです」
「ずっと気になっていて」
そんなふうに話してくださる方が多いです。
最初はみなさん、少し不安そうで、
ミシンに触る手もどこかぎこちない。
でも、少しずつ進んでいくうちに
「あ、できた」
その瞬間が訪れます。
大きな達成感というより、
ほっとしたような、小さなよろこび。
その積み重ねが、
洋裁の楽しさにつながっていくのだと思います。

これからも、ゆっくりと
洋裁は、急がなくていいものだと思っています。
上手に作ることよりも、
自分のペースで手を動かす時間。
好きな布で、好きなものを作ること。
その中にある静かな楽しさを、
これからも大切にしていきたいと思っています。
そして、
言葉にしにくい感覚やコツも、
少しずつすくい上げながら、
“手の記憶を、言葉にする”
そんな形で、伝えていけたらと思っています。

最後に
もし、どこかで
「やってみたいな」
そんな気持ちがあるなら
その気持ち、きっと間違っていません。
大きなことをしなくても大丈夫。
小さな一歩からで、十分です。
その先に、思っていたよりも
やさしい世界が広がっているかもしれません。

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ぶひ子のゆるっとスタンプが販売されました。
作業のちょっとした楽しみになればと思い作ってみました。
また一つ一つ増やしていけたらと思います。
とはいえ・・・ガン子画伯作です💦(笑´∀`)
今日の記事内で使っていますので、ご参考までに♪
よろしければちょっとのぞいてみてください\(^_^)/

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ではまた♪

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