縫いながら、生きてきました~今はそれを伝えたい
洋裁歴45年、講師歴20年。
気がつけば人生の大半をミシンと共に過ごしてきました。
今は山梨県甲府市で「洋裁 碧(あおい)」という教室を開き、
たくさんの方と、縫う時間を共有しています。

こんにちは。
『あおい洋裁』を主宰している鶴田久美子です。
このブログでは、作品づくりや教室の様子、日々感じたことなどをつづっていますが、
「そういえば、ちゃんと自己紹介していなかったかも…?」と気づきました。
というわけで、今回は少しだけ、私自身のことを書いてみようと思います。

洋裁との出会いは、特別じゃない日々の中に
洋裁を始めたのは、もうずいぶん前。
気がつけば、洋裁歴は45年、講師歴は20年以上になりました。
(我ながら、よく続いてるなぁとびっくりです…)
最初の頃は、もちろん失敗ばかり。
縫ってはほどき、ミシンに糸がからまり、
布を逆さまに裁ち、ため息をついてまたやり直し。
それでも続けてこられたのは、洋裁が私にとって、
趣味というより「暮らしの中の一部」だったからかもしれません。

山梨・甲府で小さな教室を開いています
現在は、山梨県甲府市で「洋裁 碧(あおい)」という教室を主宰しています。
生徒さんは30代から60代の女性が中心で、
みなさん本当に穏やかで、いい雰囲気。
はじめてさんも、ベテランさんも、
ゆったりと自分のペースでミシンに向かっています。
教室は、かしこまった雰囲気ではなく、
どちらかというと“アトリエみたいな場所”。
静かに集中して縫う時間もあれば、
おしゃべりに花が咲く日もあります。
「ちゃんと作る」ことよりも、
「続けられること」「たのしめること」を大事にしています。

一応、こんな資格も持っています
・文化服装学院 学習指導員
・洋服リフォーム学習指導員
・生涯学習インストラクター(服飾・生涯学習)
……なんて書くと立派そうに見えますが、
実際は「実務と失敗から学んだこと」がほとんど(笑)。
資格は自信をつける“おまもり”みたいなものかもしれませんね。
最近はオンライン講座やKindle出版などにも挑戦中です。
※詳細は後日
「久しぶりにミシンを出してみようかな…」という方が、
気負わずに始められるような場所を、これからも作っていきたいと思っています。

「碧 あおい」に込めた思い
教室名の「碧」は、遠い昔の古い記憶にあります。
中学生の頃に読んだ、若山牧水のの代表歌――
その中に出てくる「碧(あお)」という漢字が、
なぜかずっと心に残っていました。
空にも海にも染まらずに、ふわりとただよう白鳥。
その情景と、この「碧」の文字が、静かに脳裏に焼きついたのです。
いつか、自分の好きな場所に名前をつけるなら「碧」と決めていたのかもしれません。
気取った意味ではなく、
ただ、【碧】は、“自分にとって自然な青”として、そっと置いた名前です。

最後にひとこと
66歳の今も、「まだまだ途中」だと思っています。
きっと、これからもたくさん失敗するし、まだまだ学びたいこともたくさん。
そんな私だからこそ、
「はじめてミシンを使う方」や「久しぶりに洋裁に戻ってきた方」の気持ちに
寄り添えると思っています。
洋裁あおいは、がんばらなくていい場所。
ミシンの音と針と糸で、自分の時間をちょっとだけ彩ってみませんか?

そしてもうひとつ。
ずっと続けてきた書くこと。
最近、その「書くこと」にも、
改めて力を入れていきたいと思うようになりました。
noteでは、洋裁のことだけでなく、
暮らしの中で感じたことや、これまでのことなども少しずつ綴っていく予定です。
もしよかったら、そちらもときどきのぞいていただけたら嬉しいです。

ではまた♪
洋裁 碧(あおい)
鶴田久美子
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