チュニック講座が始まって、8回を重ねてきました。
今回で、やっと裁断が終了となります。
ここからやっと縫いがはじまるの?と
なんだか急に道のりが、遠く感じられるかもしれません。
しかし!洋服作りの全工程の1/2が、準備と裁断にかかるといわれています。
よって、もう半分過ぎようとしています。
そう考えるとちょっとやる気が戻りませんか???
![ブタうれしい](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/09/butahappy.jpg)
これまで、見返し大事、洋服作りの大きなポイント、などなど、
見返しの大切さを力説してきました(^^)/
今回は、見返しを作っていきます。
下図を見ながら、今回の方法を考えていきましょう。
まずは、ジグザグミシンを使います。
接着芯は一体型で、貼ってから裁断します。
周りは、そのままジグザグミシンをかけるので縫い代はなし(0)です。
![見返し](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/02/mikaeshimap5.png)
接着芯を貼ってからはじまる裁断作業。
この裁断部分のやり方を重点的に、お送りいたします。
方法は3つ。(※細かく言えば、まだいろいろありますが、今回は3つに絞りました)
A:縫い代付き型紙使用・平置き・チャコペーパー&ルレット
B:縫い代付き型紙使用・二つ折り・チャコペーパー&ルレット
C:縫い代なし型紙使用・二つ折り・鉛筆(2B~)
どのやり方でも結果はそれほど大差はありませんので、
自分に合ったやり方で大丈夫ですが、今回は、Cタイプをおススメします。
その理由も含めて、ふんふん、なるほどねーと、読んでもらえたらうれしいです。
![ブタるんるん](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2022/03/buhirun.jpg)
準備
まずは、準備。
表布に接着芯を貼っていきます。
裁断の時に、見返しが入るくらいの布と接着芯を用意しておきました。
![見返し](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2023/06/tunic12a.jpg)
※接着芯ー洋服を作る際に使用する。
見返しや襟、ポケット口などに貼り、布に張りを持たせたり、強度を増したりするためのもの。
裏にノリがついていて、アイロンの熱で溶かして貼り付ける。
アイロンをかけて、接着芯についたノリを溶かしながら、ゆっくりと布に貼り付けていきます。
一度シワになると、やり直しができないので、慎重に(^_-)-☆
布の状態を見ながら、表側からも芯側からも押え、しっかりと貼り付けるようにします。
![見返し](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2023/06/tunic12b.jpg)
接着芯は、布より少し小さめにカットしておくと、やりやすいです。
![見返し](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2023/06/tunic12c.jpg)
![ブタアイロン](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2020/09/butairon.png)
A:縫い代付き型紙使用・平置き・チャコペーパー&ルレット
まずは、Aタイプ(^_-)-☆
接着芯貼り済の布を、平置きにします。
中心となる線を、縦中央に引き|、その線に対称となるように、型紙を乗せ、まわりに印をします。
特に、〇のポイントは、左右で対称になるよう十分注意する。
右側、左側と、型紙を置きかえて、かいていきます。
![見返し](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2023/06/tunic12d.jpg)
![見返し](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2023/06/tunic12e.jpg)
中心線が斜めにならないように注意です。
その後、チャコペーパーとルレットを使い、出来上がり線をうつしとっていきます。
少しでもズレをなくすために、
まわりを書く→出来上がりを書く→裁断、という順番ですすめましょう。
![見返し](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2023/06/tunic12f.jpg)
![ブタかりかり](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2020/09/b-write.jpg)
B:縫い代付き型紙使用・二つ折り・チャコペーパー&ルレット
次に、Bタイプ(^_-)-☆
同じように、接着芯貼り済の布を使い、中心線|で、二つ折りにします。
中心線に合わせて、型紙を置き、まわりの印をします。
型紙は留めたまま、まわりを切っていきます。
チャコペーパーとルレットを使い、出来上がり線に印をします。
![見返し](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2023/06/tunic13a.jpg)
![見返し](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2023/06/tunic13b.jpg)
![見返し](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2023/06/tunic13c.jpg)
2枚重ねているので、チャコペーパーの位置に注意し、ルレットは強めに押し進めます。
![ブタ了解](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2020/09/b-ryokai.jpg)
C:縫い代なし型紙使用・二つ折り・鉛筆(2B~)
最後に、Cタイプ(^_-)-☆
こちらも同じように、接着芯貼り済の布を用意しておきます。
型紙は、縫い代を切り落とし、出来上がり寸法のものを用意します。
中心線|で二つ折りにし、型紙を乗せ、出来上がり線に縫い代を足して印をします。
![見返し](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2023/06/tunic14a.jpg)
縫い代を付けたところをカットし、型紙を外して広げ
出来上がり線をかいていきます。
使用する鉛筆は、2B以上のやわらかめの芯が便利です。
できるだけ細く、濃くなりすぎないようにかいていきます。
![見返し](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2023/06/tunic14b.jpg)
ネックポイントもしっかりかいておきます。
![見返し](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2023/06/tunic14c.jpg)
![見返し](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2023/06/tunic14d.jpg)
![ブタじー](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2020/09/b-look.jpg)
くらべてみる
A、B、Cと、同じ型紙を使って、違う方法で見返しを作ってみました。
どれも難易度的、時間的にも大差なく、ほぼ同じようにできました。
どれでも自分の好みで選んで大丈夫なのですが…
何に重点を置きたいのか。裁断時に同じ労力ならば、縫いも同じでしょうか。
![ブタ焦る](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/09/butapanic.jpg)
出来上がり線の正確性と、実際縫う時の実用性が大切だと考えてみましょう。
つまり、出来上がり線が(ネックポイントも含め)正しいかということと
縫いやすい印付けになっているかということになります。
![見返し](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2023/06/tunic15a.jpg)
最も大切なネックポイントは、しっかりポイント印としてつけておきます。
チャコペーパーとルレットでかいた出来上がり線はどうでしょうか。
少し頼りない。
特に、2枚重ねのBタイプは、反対側は薄付きで、見にくくなっているので、修正も必要です。
鉛筆書きのCタイプは、どうでしょうか。
まわりをしっかり見て、そのままかいていったので、わかりやすい気がします。
![見返し](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2023/06/tunic15b.jpg)
ついつい、早く縫いたいという気持ちが勝ってしまい
裁断はさっさと済ませたい!だから時短で!と思いがちです。
しかし、縫う時にスムーズに運ぶことが重要です。
何度も途中でやめて、型紙を合わせたり、また見直したり、印をし直したり…
といった、面倒な作業を少しでも避けるためにも
裁断の時点で、縫う時のことも思いやれたらいいなと思います。
![ブタ裁断](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/02/butacut.jpg)
さて、これですべての裁断が終わりました。
次回からは、縫いに入っていきます。
![洋服作り](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2023/06/tunic11q.jpg)
ミシンの準備は、いかがですか?
時々出して使ってはみるものの、なんか面倒で、部屋も汚れるし、
なんだか億劫になってはいませんか?
それもあるあるです。
かくいう私も、そこにあるのに、ミシンにかかっている糸の色が違うっていうだけで
あーめんどくさい…と思うこと多々ありです(笑)
重い腰を上げて、クローゼットからミシンを取り出しましょう。
どんなミシンでも大丈夫!
何しろ練習ですからね。
![ブタミシン](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2021/07/butamishina.png)
今回使用するミシンは、家庭用のミシンです。
内蔵しているジグザグ機能を使っていきます。
もちろん、ロックミシンをお持ちなら、よりきれいに仕上がります。
今回は、あえての(笑)家庭用で頑張る(^_-)-☆
ミシンの選び方なども、一緒に考えながら進めていきたいと思います。
楽しみにしていてください。
まだまだチュニック編は続きますーーー(*^▽^*)
ではまた♪
![ブタよいしょ](https://aoiroom.com/wp-content/uploads/2020/09/IMG_0367-565x640-1.jpg)
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