よく「洋服は全部手作りなの?」と聞かれますが
そんなことはありません
むしろ少ないくらい(おいおい)
今は、安くていいの売ってますからね
値段からしたら買った方が安いわけですが
それでも既成のものは、ちょっとしたところが残念のものがあります
いらないところに大きなリボンが付いていたり、レースが使ってあったり、
もっとシンプルなものをさがしているのに、派手な切り替えがちょこっとあったり・・・
でなかなか好みにぴったりというものはありません
そんな時は、やっぱり直します(*^^*)
もちろん、簡単にできる物に限りますが
今回は、このワンピース♪
季節の変わり目、春や秋に重宝します
形は気に入って買ったのですが、着ているうちに気になるところがいくつか出てきました
そのままでも問題ないですが、せっかくなので直していきたいと思います
何かの参考になりましたらありがたいです
柄合わせ
まず気になったのは、柄合わせ
こんなに大きなチェックなのに、柄はガタガタでした
右脇
はじめは微妙に合っていたのに、だんだん下に来るにしたがってズレズレになっています
左脇
こちらははじめからズレていて、そのままズレながら下へ
背中心も同じくズレています
上は合っている状態ではじまったのに
中間点でズレて、裾付近でもズレたまま終わる(・´з`・)
しかし!袖下は合っている・・・
ここは何もしなくて済んだので助かった(^_^;)
袖下以外は全部ズレていました(笑)
これをほどいて直していきます
形
そして形の変更
形を変えて、少し長いので裾をカットします
長いのはありがたいのだけれど、裾に向かってかなり広がっているデザインです
これをコクーン型に変更し、体系を少しでもカバー(笑)したい
参考にしたのはこれ⇊
ハンドメイドカンパニーの型紙~コクーンワンピース
脇線を引き直していきます
ほどき
今回使用するのはロックミシンMO522
かがりだけをするためのもの~比較的安価で、構造もシンプル、糸のかけ直しも楽々←
ミシンより楽かも♪
ロックミシンて便利だけど糸のかけ替えが本当に面倒
エアースルーのものなら簡単ではあるけれど、それでも3~4本の糸替えは手間ですよね
これなら2本!しかも構造がシンプルなので、途中で糸が切れても通し直しも楽々
ただ2本構造なので、失敗したときのほどきはちょっと厄介なのだけど(・´з`・)
これは2本糸になっていますが、通常のものはたいてい3~4本糸のロックミシンが使用されています
上糸2本の直線縫いに
表に1本、裏に1本の糸で編んであるようにかがっていきます
上糸の直線縫いをほどいたら(3本糸なら1本、4本糸なら22本)
下糸の残り2本の糸は、パラパラとほどけてきます
ロックミシン
直線を引き抜いて
あとは自然とほどけます
直線縫いもほどいていきます
ほどきはじめの糸を切って、糸を目打ちで抜いていきます
既製服の場合、上糸と下糸、必ずどちらかがゆるめになっています
もちろんミシンの糸調子は、両方同じように、しっかりしまっていないといけないのですが
どちらかが少しだけゆるめになっていて、縫い間違った時に、すぐにほどけるようにしています
※暗黙の了解的な(^_^;)
↑この場合は下糸が引きやすくなっています
上糸を引いてみて、滑りがよくないようなら下糸を引いてみてください
必ずどちらかは、スルスルとほどけるはずです
裁断しなおし
両脇がほどけたら、二つ折りにして型紙を当て、裁断をし直します
コクーンの形にカットします
柄を合わせながら合わせていきます
まずは背中心
左脇は、脇下の縫いはじめは合っていたのでそのまま合わせます
右脇は、はじめがズレているので、急に合わせることは危険です
裾までの間に少しずつ合わせていきます
これで合わせが済んだので、ロックミシンをかけて裾の始末へと移ります
裾線
裾を上げる前に、裾線を確認します
前が上がってしまう場合は、前下がりを付けて裾線を引き直します
ダーツがないワンピースやチュニックの場合は、ありがちですので注意しましょう
ちょっと前が上がっています
少し前下がりを付けて床と平行に近づけます
完成です
これでいろいろ気にせず着ることができますね(^^♪
いよいよ桜も咲いてきて、お出かけのシーズンとなりました
引き続き、密を避けて、マスクをして、対策をとりながら楽しんでいきましょう
ではまた♪
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