【裾上げ】エコフレンドリースタイル:家庭用ミシンの力を活かす

パンツ 洋裁

久しぶりのお直しです。
誕生日パーティからはや1週間。イベントで疲れた身体をゆっくりと癒やしました。
何でこうも疲れやすくなったのか・・・。仕方ないのか・・・もう少し元気がほしい。

ガリ子が残していったパンツの直しをのろのろとやり出しました。
10㎝のカットです。

パンツ

今回は、JUKIミシンエクシードを使って、パンツの裾上げをやっていきます。

家庭用にしては、素晴らしいクオリティ☆
そこそこの値段はしますが、不具合も一切なく、ストレスなく作業を進めることができます。
このミシンの裾上げ機能、2種類を試してみました。

ブタみしん

使用するミシン

HZL-F600JPエクシード キルトスペシャル
ミシンの本質である「ぬい」を根本から見直し、直線はさらにまっすぐに、模様ぬいは布を選ばず安定した形状を保ち続ける。JUKI工業用ミシンの技術で確立されたぬい品質、ぬい性能を実現。
ワンランク上の作品作りを目指す方に、ご満足頂ける家庭用ミシンの決定版です。
(※HPより)

ミシン

直線縫いはもちろん、模様縫い、特にボタンホールはとてもきれいに仕上げることができます。
プロ仕様にはかないませんが、自分用ならほぼ遜色なし。
非常に有能です。

2種類の家庭用ミシンで裾上げについて比較したことを書きました。
どの家庭用ミシンであっても、工夫して注意深く取り組めば、裾上げは可能です。

少し注意を払ってゆっくりと進めば、
まあまあな出来くらいにはなるのではと思います

と、書いてあります。
同系色を使うことで、目立たなくなることや、
布の種類、厚さや伸び率によってもまた変わって来ることも結論として書きました。

ただこのミシンだと、工夫や注意もそれほど考えなくても
自然にできてしまうことが、すごいところだなぁと感じています。

ブタへー

裾上げ実践~準備

まずは、仕上がり寸法より5㎝残してカットします。
ここは、ロックミシンで始末するのか、またパンツ幅に角度があるかないかで変わってきます。
3~5㎝で適宜に調整します。

今回はほぼストレートのパンツで、また10㎝という大幅なカットだったので
裾上げをほどくことなくカットできたので、楽なパターン(^_^)v

パンツ

今回ジグザグはかけないので、1本補強のための捨てミシンをかけます。

パンツ

0.8~1㎝くらいでひと折りします。
8㎜で折るつもりでいると、1㎝くらいになってしまう←あるよね^^;

パンツ

アイロンで折ったところにミシンをかけます。

パンツ

仕上がり寸法で折ります。
4㎝ほどの裾上げ幅になっています。

パンツ

ここまで準備できましたら、いよいよ裾上げ本番となります。

ブタアイロン

裾上げ実践~仕上げ

まずは押さえを裾上げ用に替えます。

  1. アイロンをかけた裾5~8㎜のところに、大きい目で、捨てミシンをかけます。
  2. 捨てミシンのところを基準に、裏へ折り返し、裾上げモードでミシンをかけます。
  3. 折り返し部分を戻し、平らに整えて完成です。
パンツ

この押さえの中央にある仕切りが、ブレをなくし、針落ちを一定の場所に導いてくれます。
ここをしっかりとキープできれば、きれいな針目にすることができます。

パンツ

仕切りがある(左)しきりなしの普通押え(右)との比較です。
どちらも同じ様式での裾上げですが、針落ちの一定さと位置の正確さに違いがはっきりと見られます。

また普通押さえの場合は、仕切りがないので、常に注意を払う必要があります。

パンツ

この山の部分(⇧⇩)が、表に出てくるところになります。

パンツ

はロックミシン。仕上がりがきれいですっきり(^_^)

やり方はこちらの記事とほぼ同じです。
こちらではより詳しく解説していますので、参考にしてくださいね。

ブタ体操

家庭用ミシン

洋裁をはじめて少しすると、ミシンだけでなくてロックミシンもほしい!とこれは悩ましい問題です。

もちろんロックミシンがあれば、裁ち目は、本当にきれいにかがってくれます。
それだけではなくて、余分な端は、ボロボロの布の切れ端も、全て根こそぎカットしながら
それはきれいに仕上げてくれます。それはもうびっくりします。そしてほしくてたまらなくなる・・・
あぁ・・・あれがあったらば・・・と思うことでしょう。

もちろん余裕があれば、購入をお勧めしたいです。
が、迷っているのであれば、もう少し手持ちの家庭用ミシンで頑張ってみましょう。
または、今のミシンをもう少しバージョンアップすることも候補として考えてみてはどうですか。

ただ、ロックミシンは部屋が汚れます。
ロックミシンで出る細かい布や糸のゴミは、それはもうハウスダストといったら言い過ぎか💧
ただでさえ、布の切れ端や糸くずだらけなのに、それにこのゴミが加わって
1着仕上げるまでに、床は布と糸くずはもちろん、
さらに服にもまとわりついて、糸だらけの姿ができあがります

パンツ

逆に、たとえば・・・

もう、ゆっくり楽しむだけにしたい。
もう、物を増やしたくない
もう、スピーディーさは求めていない
もう、もうもう・・・

趣味だといいながら、ついついあれこれそろえて、何だかなぁと思っている人。
反対に、洋服作りを仕事にしていたけれど、もう趣味にしたい・・・というプロの方。
生活をダウンサイズしたいシニアや、ミニマリストを目指すナチュラリスト
手縫いはちょっと面倒だから、という人とか・・・

家庭用ミシンは、確かに工業用、職業用に比べたら、パワー不足で心許ないのは確かです。
しかし、まあもう少し、頑張れよと励ましながら、出来ることをさがしながら
一緒に歩んでいきましょう。
手縫いよりいい仕事しますよ~(^_^)v

ブタちくちく

私は?というと、特にミニマリストでもナチュラリストでもありません。
‘エコフレンドリースタイル’などと、それっぽいタイトルを付けましたが
環境に配慮するべく、手作りを推奨しているわけでもありません。
省エネや地産地消、有機野菜、その他身体や地球によいもの的な発想は人並み
すべて思いつくままに、いいなぁと感じたら取り入れるというスタンスです。

家庭用ミシンもやれることをちょっとやってみる?という感じ。
長くなりそうなので、まあその辺は、また次回のお話ということにします。

まだまだ暑い日が続いております。
この言葉もいつまで使えばいいのでしょうかね。

ほとほともう疲れましたね。
このまま一気に冬でしょうか・・・

ブタ銀杏


ではまた♪

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